慣れたらしい
仕事中に何度もメールチェック。
彼からの返事なし。
最後のメールは、私が悪い。
部屋に戻って、ごめんなさいメールを出した。
私としては「最後の一行に対してのみ謝罪する」と書きたかった。
だけれど、そう書くと角が立つ。
だから素直にごめんなさい。

あっちこちで花火大会をやってたこと。
また夏なんだと思ったこと。
口が開かないこと。
大学病院で学生に囲まれて、見世物になるのは嫌だと思ったこと。
理由も全部書いた。

すぐに返事が来た。
こっちの出方を待ってたかのような早い反応。
ボイスで話した。
彼も謝った。
それからは、いつものようにたくさんしゃべった。
昨夜の怒りのせいなのか、口が開くようになった。
指3本、縦に入る。
顎関節はギシギシきしむし、少し痛みもあるけれど
口が普通の大きさに開く。

最後に聞いた。
 昨日の私からの最後のメール、怒った?

 怒ったというより、いつものが始まったと思った。
 だから落ち着くまで、待とうと思った。

ついに彼も慣れてしまった。
確かにいつものことだ。
最後に爆発したせいで、私が謝らなければならなくなって
事の起こりがうやむや。
これじゃ、なんにもならない。

彼も私も笑いながら反省。
 これからは、爆発しないように、別のアプローチを考えます。
 
 そうしてください。 

本音を言えば、毎回爆発する私に、ついに呆れ返った彼が
ようは鬱陶しいから、もういらないと思ったと焦った。
そうではなくて、慣れたのか。

2005年08月01日(月)

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