文字の意味
 今月はどうしよう?
 次の土曜に逢いに行こうか?それとも来月の予定次第にしようか?

東京に来てから、彼は当たり前のように来てくれる。
大阪にいた頃は、順番制のように交互に行き来していた。
今のほうが距離も時間もかかるのに、日帰りで逢いに来てくれる。

 どうして?
 だって、ようは今動けないでしょう。

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ココで日記を書き始めたとき、HNをどうするか考えました。
「you」を「よう」と読ませているのは、「揺」の字が
頭にあったのです。
「you」にも、私なりに意味がありましたが、
不安定な揺れる状態でした。
「窯」や「溶」「遙」も浮かびました。
以前のHNは漢字でした。
漢字にはそれぞれ意味があるので、人には知られない意味を
持たせることができます。

日記名の「隠れ家」は、今は意味がありません。
あのとき、彼の目の前から逃げ出し、存在を隠したかったのです。
先日、彼にネットに浮かぶ過去の断片の見つけ方を話すと
彼はすぐに私の過去の日記を探し出しました。
 また見てたでしょう。
 どうしてわかったの?
 あの時間、70回以上もアクセスした跡を見つけた。

彼はいつも私を探し、求めていてくれる。
それが嬉しかったり、照れくさかったりします。

私がどれだけ激昂しようと、おかしくなろうと
彼は離れる素振りを見せません。
 このままじゃ耐えられないから別れようと思う。
 どうして?そんなことすると悲しいでしょう?

彼の一言で我に返りました。
悲しいでしょうと聞かれ、悲しいことだと気づきます。


隠れ家ではなくなりましたが、雑踏や喧騒から一つ通りを
挟んだくらいを感じていたいので、このままにしておきます。
名前は、実名を知っている人は、ほとんどいないでしょう。
昔からの友人も、知らない人が多いのです。
姓も名も、あまり目にしない字なのです。
だから、ようのままでいいのかもしれません。
彼が知ってくれているので、いいのです。

2005年06月16日(木)

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