基本は大切
今日は2回、人と話した。
こんなことをわざわざ日記に書かなくてもと
思われても、私には特筆すべきことかも。

一人目は、営業に来た業者さん。
滅多に話さないと呂律が回らない。
名刺を押し頂いて、捧げ持つ自分が不細工。
大昔、受付にいたとは思えない。

そういや当時、不思議な人が会社にいた。
私のことを「○○嬢」と、いつも呼んでた。
苗字に嬢をつけるのはアリなのかと
毎度思ったが、調べたことがないので未だに不明。

二人目は電話をかけてきた取引先。
君が関西訛りがあるよと言っていた人。
話が進むにつれて、もろ関西のイントネーションになった。
受話器を左手で持ち、右手には必ずペンを持たないと
気が済まないのは、電話交換をしていたときの癖。

なのに、関西弁のイントネーションに気を取られ
相手の言った半分ほどしか、メモできていなかった。
昔、簡単にできたことが、もうできない。
加齢のせいじゃなく、滅多にしないからだと思いたい。

にこやかにしゃべりながら、受注商品の総額を計算し
同時に、カウンセリングカードに相手の状態を書き込み
発送時間を時計で確認し、時候の挨拶まで
していた芸当は、もう絶対に不可能。

爽やか笑顔で接客。
今でも、できるのはこれくらい。
でも呂律は回らない。
アワアワ言いそうになって黙る。
でも微笑みは浮かべたまま。
これはある意味、裏技かも。

電話で顔が見えなくても、笑顔を保つ。
すると声まで楽しそうになる。
大昔、叩き込まれた基本は、身に染み付いてるみたいだ。

2004年09月02日(木)

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