カメレオン
先日、E・A・ポーと書いて、あるマンガを思い出した。

萩尾望都の『ポーの一族』
そして、主人公の二人は、アランとエドガー。
このマンガ家さんが昔から好き。
(あえてね、コミック作家とか言わない)

SFマガジンに連載していた『銀の三角』は
丁寧にカバーをつけて秘蔵している。
引っ越すたびに、大量のフォーサイスや、アシモフを
しぶしぶ捨ててきたのに、なぜか萩尾望都作品を
みんな持ってきている。

残念ながら『ポーの一族』は、ボロボロになるまで読んで
いつのまにかどこかに行ってしまった。

5年くらい前『残酷な神が支配する』を途中まで
大人買いした。

ところで、箱買いとか、大人買いとか
微妙に的確な言い回しだと思う。
子供には真似できない。
大人になって、お金を自分で稼いで
子供の頃に欲しくても買えなかったモノを一気に買う。
少しづつ、買い足していく楽しみもいいけど。

で、
『残酷な神々が支配する』は、完結したんだろうか。
たまにアマゾンを覗いて、持っていない分を注文したくなる。
なぜかしてない。
続きを読みたいのか、読みたくないのかわからない。

***  ***  ***  ***  ***

昨日の夜、言い捨てて帰ってきてから
一度も声を出していない。
誰ともしゃべってないと書くべきだけど
声そのものを出してない。

2年前にフリーソフトで書いていた日記を読み返した。
頭痛がした。
少し遅れて、Webで書いていた日記と
時期が重なりだすと読めなくなった。

表裏一体。
明と暗。
同じ内容のものでも、視点を変えればこうなる。
書き方を変えればこうなる。

そして、違う話題で書いている日。
一方にはあれを書いた。ここにはこれ。
全く違うものを、別の表現、文体で書く。

カメレオンだ。

書き殴りたい衝動に駆られて、ソフトを起動した。
全部、平仮名で。
同じ言葉を繰り返した。

彼にメールしたつもりで、頭の中でグルグル回り続けた
呟きを吐き出した。

あれも私。これも私。全部、私の中にあるもの。


***  ***  ***  ***  ***

面白いサイトを見つけた。
相互リンク募集中らしいが、文中リンクを含めて
リンクに関しての注意事項がなかったので
アドレスは控える。
サイト名
『中年オヤジの電脳生活』

Googleで検索するとトップに出てくるし
yahooカテゴリにも登録されている。
興味のある方は、どうぞ。

***  ***  ***  ***  ***

  帰りたい、一人になりたい。

言うほうは簡単だけど
言われて残されたほうは、どうだったろう。

一人取り残されて、自分を拒絶されてしまったと感じる。
私なら、茫然自失だと思う。

それでも、敢えて

 いや、俺にはオマエが必要だ

と叫ぶか?
叫ばないな、普通は。

で、私にとって必要だろうか?

彼を失うことは、浮かべただけで苦しくなった。
今は痛みは感じない。
申し訳ないとは思うけど。

だから、どうするかといえば、どうもしない。
全く動きたくない。

ごめんなさいと反省はしてるけど、仲直りの手段に
したくない。
一言、言えば、強張った気持ちは緩むかもしれない。
だけど何の解決にもならない。

今日から3連休だっけ。
夜明けまで起きていて、目覚ましをかけなかった私。
私から連絡しないし、君からもない。
そりゃ、そうだ。

2004年07月17日(土)

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