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2005年09月02日(金)
一昨日猛烈な追い込みで、事業部は目標予算を達成し、微々たる貢献でも追い込みをかける楽しみに没頭していたつばさです。
しかし、つばさには悩みが少しあります。 一緒に組んでる兄ちゃんが、ものすごく理解不能なんです。 人間、得手不得手と言うものはある。つばさに、売上げ予算を根拠を積み上げて立てろと言われても無理なのと同じで、つばさに出来る事を出来ない人が居てもそれは無理からぬこと。
しかし、いくらなんでも高校以上の学歴を持つ人なら、「意味のわかる日本語で話す」と言うのは最低限度できるべきです。
兄ちゃんの日本語は意味不明です。最初は面白いで済んでいたけど、仕事を組んで何ヶ月も経つと、「こいつ馬鹿か?」と思ってしまうのです。 仕事を離れれば、優しいし、誠実味のある感じで、ルックスもいいし、誰も悪くは思いますまい。 つばさだって思いますまい。
しかし、仕事で組んだ途端に理解を超えた頓珍漢なのです。 仕事の流れを簡単に言えば、お客様から依頼があった調査を、兄ちゃんに任す。 兄ちゃんの調査報告を持って、おいら達が報告書と見積もりを出す。 お客様はそれ見て金を払う。
兄ちゃんの上げて来る報告の意味がおいら達にはさっぱり解からない。 口頭で説明させるともっと解からない。 主語が無い。聞いたことも無い用語で話す(しかし専門用語と言うカッコいいものではない)。う〜〜〜〜〜ん、と唸り続ける。
〃´△`)-3はあ〜。説明を聞き終わるまで15分。結論を理解すると普通なら1分ちょっとで済む内容。 あほかあああああああああああああぁぁぁっ!! と思っているのはつばさ以上に周囲のメンバー。 聞いた事の返事じゃない報告が来て、「朱鷺野さん、私の言い方が悪いんでしょうか、悪いのは私の頭でしょうか。この意味解かりますか?」と爆笑しながら聞いてくるメンバーに、『笑うしかないわな……』と言う内容の文章が届いています。
でも言えない。バカって言えない。だって鬼さんだって、兄ちゃんと長く仕事を組んでいる経験があるのに「バカ」って言わないのに、つばさには言えない。
すっごく言いたい。
兄ちゃんは鬼さんにしょっちゅう叱られています。微笑みの貴公子に負けないくらい叱られています。 でも叱られている内容がどうしたものでしょうかと言う内容である事が多いのです。 鬼さんは「叱られてるうちが華」と、あまり叱られないつばさに遠まわしに釘を刺しますが、叱られない=見放されているだとしても、叱られたくないので、つばさはいいんです。 だって会社に来るのがもっと嫌になるもん。 叱られてるのが好きとしか思えない方々はきっとそれでいいんです。
でも、つばさまで言いたくなる気にさせるのは止めて欲しい。 「まあ、もうちょっと待ってよ、だんだん慣れるから」 そう言うつばさにメンバーが言います。 「朱鷺野さんは社員だから教育しようと言う気持ちがあるんでしょうけど、私達には関係ないんで。成長を待ってる義務はありませんから」
「先輩」を教育しようという気はさらさらないが、トロトロ仕事する兄ちゃん、はたと気付くと、つばさの担当の分はあれもこれも1ヶ月近く後回しになっています。 急げと言っても、「ルキさんの仕事が優先なので」と「時間があったらやって下さい」とルキさんが渡した仕事を優先させました。 時間が無ければルキさんが自分でやると言った仕事を。
「……かばってやってても、この青二才、つばさの事は舐めてるんだな……」 かばう気力もなくなります。
実は青二才、他にも仕事分担を持ってるんです。 仕事が遅いのに、スピーディでなきゃいけない仕事ばかり重ねて持ってるんです。 そしてその仕事の依頼があると無断でこっちの仕事を遅らせるんです。
そろそろキレるな、自分。 そう思っている今日この頃の今朝のミーティングで、売上げナンバー1の販売担当さんに負けないように頑張る決意を決めたと、普段は重い口を滑らかに宣言しやがりました。 売上第一の鬼さんは泣いて感激しておりました。 ええ、青二才、販売もするんです。
感動しないよ、つばさは。ちっともね。出来ないんですよ。 売れば?止めないから。たっくさん売りなよ。 それは会社のためになるからドンドン行きなよ。
だったら専心するために、こっちの仕事から離れてくれ。 あああ〜〜でも替えが居ないいいいいぃ。
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