KeeP OuT!

2004年08月22日(日) アイス


ピーンポーン ピーンポーン

「はいはいー」

ガチャ

「あれ、キリトどーしたの」
「とりあえず上がらせろ」
「え!?」
「コレやるから」
「何これ?」
「おみやげ」
「中身は?」
「自分で見ろよ(笑)」
「すいませんねー(笑)」

ごそごそ。

「あー、アイス!」





○○アイス○○





立秋っつってもまだ残暑厳しい日本の夏。
毎晩毎晩寝苦しい夜が続きます。

「ったくいつまでこんな暑い日が続くんだっつーの」
「アータ夏嫌いだもんねー」
「早く冬になれって話だ。なぁ?」
「いや、俺は夏嫌いじゃないし(笑)」

そんな寝苦しい夜に、突然現れたキリト。
部屋に上がるなり、ソファに座ってくつろいでます。

「飲み物、コーヒーでよかった?」
「つーかオマエいつもコーヒーじゃん」
「あー、そーっすね」

いつものアイスコーヒーを出して、とりあえず俺もキリトの隣に腰掛ける。
ギシリ、とソファが鳴いた。

「そういやオマエ、俺のお土産は」
「あ、溶けると思って冷蔵庫」
「今食おうぜ、今」
「…アータ自分が食いたかっただけなんじゃないの?」
「いいから早く持ってこいっつーの」
「あだっ!」

手刀喰らわされちゃあ、逆らうことだって出来ません。



「はい」

キリトが買って来たのは、ガリガリくんのソーダとコーラ。
…ちゃっかり2本入ってる。

「どっち食べる?」
「ソーダ」

あ、ちょっとソーダ食べたかった。なんてな。

「当たるといいねー」
「…こんなン当たるワケねーだろ」

びりびりと袋を破って、アイスを取り出して、口に含む。

「おいしい!」
「んー」



なぜかそれ以上の会話はなくて、黙々とアイスを食べる2人。
何だよ、何かキマズイじゃんか。
口の中にはウソクサイコーラの味が広がっていった。

「あ」
「え?」
「当たった」
ほれ、と当たった棒を俺の前に突き出す。
「あ、ホントだ。すげー。初めてアタリ見た!」
「…やる」
「え?マジ?もう1本もらえるじゃん」
「ぶッ」
「え?何?」
「いや、オマエらしくていいと思うけど…」
な、何笑いこらえてるんだよ!!
「あー、すいませんねー、食い意地はってて…」
「ごめんって」
「べつにー…気にしてないけど」
「ほんとかよ」
「ほんとに」
「…ウソつけ」



ちゅ、




「…ソーダの味する」
「俺はコーラだった」







「やっぱ当たったんだからもう1本もらってくるべきだよね」




::::


わけわからん凹撃沈凹
ケンカ→仲直りのキッカケになるのがアイスだったらよかったのかも…
そのうち絶対書き直す。なんじゃこりゃ。




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