青葉のころに吹くやや強い風
DiaryINDEXpasttodaywill


2020年08月13日(木) 四十の手習い

一昨日自分で

「30代は楽しくなかった」
「50歳になった時『40代楽しかった!』と言えるようにしたい」

みたいなことを書きました。

自分で書いておいてなんですが、この言葉に結構勇気が湧いてきまして。

30代はもうね、仕方なかったところが大きい。
言い訳でもあるし開き直りでもあるけど、初めての妊娠出産、そして障害児の育児ですよ。
その過程で否応なしに意識せざるを得ないジェンダーの壁。
いわば30代は疾風怒濤の時代であったのです。私にとっては。
そんな中で自分のために何か、とか、無理無理。
(それでもアマオケやったり在宅仕事始めてみたり、一応頑張った)


でも次男も来年小学生になるし、
少しずつ自分のためにいろいろやってもいいだろうという気持ちになってきました。
手がかかって仕方がなかった長男だって、
自分でお風呂入って着替えて寝る、程度のことはできるようになってるんだし。
次男がそこまでできるようになるにはまだ2年はかかるでしょうけど、
それはともかく一つのゴールは見えてきた。

やっぱり何か頑張ろうと思います。
四十の手習いだよ。
(今念のため調べたら、これ四十じゃなくて本当は「六十の手習い」なのね。知らなかった!)



漫画家・声楽家の池田理代子さんのエッセイで『47歳の音大生日記』という本があります。
今は残念ながら絶版になっているようですが、これ私昔読んだんです。
詳細はほとんど忘れてしまったんだけど

「47歳からでも音大生になれるんだ!」

と衝撃を受けたことを覚えています。

出版時期から考えて、私が読んだのは恐らく学生〜社会人になるか、くらいの時期だと思うんですが、
大学を卒業して、就職・結婚・出産・育児……という「道のり」をぼんやり描くことしかできずにいたので、
「そういう道もあるのか」と、単純にびっくりしたんですよね。
良くも悪くも「明確なルート」から外れたことのない人生送ってきたからさ。
(それなのに障害児育児というマイノリティなルートに入ったのでこれまたびっくりしたけど。余談)

この本との出会いがあったので、「何かに挑戦するのは何歳でもできる」と思うし、
「でも始めるなら早い方がいい」とも思う。

特に何かを目指すわけではないけど(今のところ)
私が「私」のために、何かやろうと思います。
俺はやるぜ俺はやるせ。

***

と、やる気には満ちてきたものの。

頭痛がなかなか治らない。
あんまり気にしていたら何もできないので、痛いけれども構わず活動することにしました。

でもずーっと続くようなら一度は頭痛外来に行くべきかなあ。

気力があっても体がついて行かなくなるんだなぁ……
「健康第一」「家内安全」の言葉が年々身に染みてくるよ、ほんと。





DiaryINDEXpastwill


青嵐 |MAIL

My追加