幽玄に沈む庭
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2003年07月20日(日)
---wings would bring me the free


もし、背中に羽根が生えたら

ふわりと浮かんで

空の中に行くんだ



きっと雲は冷たいだろう
きっと風はそっけないだろう

この突然の来訪者には



そうさ、お客さんなのさ

ロケットや飛行機みたいに
挨拶もせずに通り過ぎて去って行きはしない

ちゃんと「こんにちは」って言うのさ





空から下の世界を見渡すんだ

最近は高層ビルがいっぱいだから
空というものはそんなに遠いものじゃないかもしれないけど

眼下にはひしめく建物
そして、人

あんなに窮屈そうなのに
あんなに窮屈なのに
逃げられない限られた空間に


閉じ篭ってる




そう

空。


この空間は無限大

蒼穹の中に独りだけ

たたずむ・・・・・・



大地の戒めから解き放たれ

空の中に・・・


見渡す限りの青

太陽さえも遠慮する


果てし無い空間を

思う存分








多分、これが本物の自由だ











---happy or unhappy...



不幸ではない、と思う

でも幸せでもないかもしれない


よく分からない

宙ぶらりんな状態・・・



嬉しいことがあって
でも、直後に嬉しくないことがあったり

悲しいことがあって
ずっと、悲しいままだったり



どうなんだろう・・・



目の前の現実から目を背けたい

いっそ、私を構成してるもの全てを捨てられたら
友達でさえも
家族でさえも
体も
心も
全て・・・・・・



あぁ、この世界はなんて残酷なんだ














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