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SAKURA'S STUDY DIARY
さくらのきままな毎日 一日一読一書 A reading and a writing for a day
自己嫌悪。なので、体から毒素を抜くために、書く。 (こういう日記の使い方って、久々やねぇ) 都会のおっきなデパートの買い物客満載のエレベータで、人が乗り込むのに「閉」ボタンを連打するおじさんがいて。何人も人が挟まっては扉が開くのね。それを、後ろに立っていて見ていたさくらさんは、思わず、 「なんで閉まるボタンを押すんですか? 開けるボタンでしょ?」 と言ってしまったのだ。冷徹に。 変に注意したらこっちが危ないかも、と一瞬思った。で、私の自己防衛本能は、そんな風に「厳正に対処」の方に働いたらしい。 小学生の女の子を連れたおじさんは、一瞬こっちをにらんだけど、「何ですか?」とこれまたさくらさんにきっぱり言われて、二度と振り返らなかった。 エレベータを下りたのはさくらさんが先。 一瞬、追いかけられるかも? と思ったけど、おじさんは降りてこなかった。 それで緊張が解けたさくらさんは、なんで怖い思いまでしてあんな風に言ったんだろう、と気がついてしまったのだ。そして、自己嫌悪。 言ってしまったこと自体は、悪いことだとは思ってない。そりゃ、こういうご時世だけど、言わなきゃいけないことだってあると思うから。 だって、実際人が挟まりかけたり、何度も人にぶつかって扉が戻っている。それに、そのおじさんがもし急いでいたのなら、そんな風に「閉」ボタンを押すよりも、「開」ボタンを押し続けた方が、早いもの。おじさんのしていたことは、危ない上に無駄なことだから。しかも、子供の前で。 でもね、言い方はまずかったと思う。 ドラゴンを連れていたわけだし、注意されていきなりキレる人も多いのだから、その辺の配慮はするべきだったと。 きっぱりはっきりと、冷静に言ったことは、間違いじゃない。相手より強く出るのも一つの方法だ。 実際、最初はもっと虚勢を張るなら関西弁だったな、と思ったのだけど、そうではなくて。そりゃ、東京の人に関西弁の怖い声で、「何であんた閉まるやねん! 開けるやろ!」と言ったらめっちゃ効くと思うけど。ふつうのオトナはまず黙るね。 でも、もっとうまいやり方があったじゃないかと気がついたのだ。「おっちゃん、何で閉まるやの? 開けるボタンそっちちゃうで?」と火垂るの墓のせっちゃん風に言ったら、とげとげしい空気が私とおじさんの間には生まれなかっただろう。すなわち、言っておきながら私もびくついたりしなくてすんだかもしれない。 方言には力がある。 共通語で言ったら、厳しくて業務的に聞こえることも、イントネーションをちょっといじるだけで柔らかくなる。 特に、関東人にとっての関西弁(そのほとんどは大阪弁)というのは、テレビの力もあって、めちゃくちゃ影響力がある。しかも、きっついのも柔らかいのも、両方の使い方ができる便利な響きだ。 さくらさんの出身地の方言はきつい。よその人が聞いたら、ふつうに話していたもけんかをしていると思うこともあるだろう。 私はせっかく西の土地に行って、えせとはいえなんとなくはしゃべれるくらいになったのだから、うまい具合に使い分けたいと思った。 まあ、やんわり京ことばで言いつつ目が笑ってなかったりしたら、いっちばん怖いと思うけどね! そういうわけで、今日の自己嫌悪、吐き出し終了。
AOISAKURA
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