暖かい朝が続いていたが今朝はぐんと気温が下がる。
山里では遅霜が降りていたそうで驚く。
放射冷却だったのか日中は風もなく穏やかな晴天となった。
桜はもう少し。葉桜が多くなったが残った花の何と健気なことだろう。
ツツジも咲き始め藤の花も咲き始めている。
「寂しくないように」春の花たちはとても優しかった。

同僚が受診のため県立病院へ行き工場は開店休業となる。
今日は手術の日取りを決めるのだそうで気になってならない。
GW中は無理とのことで連休明けに決まったと連絡がある。
義父は連休をせずに仕事をすれば良いと簡単に云うが
取引先の部品屋さんもメーカーも全て休みであった。
もちろん車検の予約も受け付けておらずどうしようも出来ない。
義父は散々文句を云っていたが諦めた様子で田んぼに出掛けて行った。
独りで留守番を兼ねて事務所で待機していたが
支払いのお客さんが来てくれてしばし語り合う。
そうこうしていたら例のお客さんから電話があり
裏山にまた珍しい山野草が咲いたので早くお出でと知らせてくれた。
直ぐ近くなのを幸いに大急ぎで駆け付ける。
「山シャクヤク」と云うのだそうだ。純白でとても可憐な花であった。
写真を撮るには座り込まなくてはならず苦心する。
今度は立ち上がることが出来なくなりお客さんに抱き上げてもらった。
写真をここに載せたいのだが画像サイズの制限があり
以前のパソコンなら簡単に出来たことが今は出来なくなった。
お見せ出来ないのがとても残念である。
「山シャクヤク」は咲いたら直ぐに散ってしまうのだそうだ。
同じ春の花でも桜よりずっと儚い花である。
整形外科のリハビリがあり3時前に退社した。
FMラジオは「ブルース特集」で懐かしい歌ばかりである。
父も母も歌が好きだったのでよく聴いたことを思い出す。
病院に着いたら駐車場が満車で仕方なく第二駐車場に停めた。
杖なしで歩くのは初めてであったが頑張ってみようと思う。
リハビリ前の面談で医師に得意げに話すと「えらいぞ」と褒めてくれた。
もちろんU君にも話したら「すごい頑張ったですね」と嬉しくてならない。
私は日頃から褒められることに飢えておりすっかり有頂天になった。
4時半に帰宅。娘婿が今日も素潜り漁に行っていたそうで
大きな貝を茹でていた。5センチ位の三角形の貝であった。
そのままでは身が取り出し難いので電動ドライバーで穴を開けていたが
ビールを飲みながらだったのでうっかり左手を突いてしまったようだ。
娘の叫び声が聞こえ娘婿は気を失ってしまう。
救急車を呼ぼうかと思ったが娘が救急外来へ連れて行くことになった。
その後の連絡もなく何と心配だったことだろう。
7時過ぎに帰って来たが幸い深い傷ではなかったとのこと。
しばらくは素潜り漁も諦めねばならないようだ。
娘婿は初老42歳の本厄でそのせいもあるのだろう。
昔からの云い伝えを甘く見てはいけないとつくづく思う。
夕方、あやちゃんの担任の先生が教科書を届けに来てくれた。
娘が居ないので祖父である夫が対応すす。
「おじいちゃんあやは会いたくないけん」それはもう懇願であった。
教科書が沢山入った袋は無造作に置きっぱなしである。
もう直ぐ14歳になろうとしている少女に光が欲しくてならない。
※以下今朝の詩
真紅
とくとくと流れている わたしのからだには 紅い川があって 蒼い海へと続いている
木の芽起こしの頃だった 川のほとりには木があり 緑の子たちが産声をあげる
春の陽は母のようである 春の風は子守歌であった
紅い川には大きな魚が棲み その瞳は紅く輝いている 川底の石も真紅に染まっていた
とくとくと生きている その流れを堰き止めるものはない
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