冷たい雨の一日。時おり激しく降る時間帯もあった。
梅の花が満開になっており震えているように見える。
やがて春の雪のように散っていくことだろう。
菜の花も所々に咲き始めているがまだこれからのようだ。
四万十川の河川敷では毎年「菜の花まつり」が行われている。
それは見事な一面の菜の花でほっこりと心を和ませてくれるのだった。
掛かりつけの病院の直ぐ近くなので通院日に行ってみようと思う。
行動力が無いと嘆くより自ら進んで動くことが肝心だろう。

さて義父のご機嫌は如何なものか。少し緊張気味の朝であった。
右腕の痛みは治まったが左腕がまだ痛むようである。
「なんぼか痛いろう、苛々するね」と先手を打っておく。
その効果があったのか昨日のような苛立ちは全くなかった。
その上に義父の友人が「種籾」の手伝いに来てくれていた。
あまりの雨に作業は中止になったが義父の話し相手になってくれる。
それがよほど嬉しかったのだろう。意気投合し昼食も食べに行く。
ずっとまともに食事を摂れない日が続いていたので
どんなにか美味しかったことか。上機嫌で帰って来た。
お昼過ぎにお客さんからヘルプ要請があり故障車の運搬作業に行ってくれる。
村外なので運転が心配だったがいざ運転席へ座ると何とも頼もしい。
2時間程で帰って来てそれからもずっと上機嫌であった。
昨日は悪夢を見ていたのかもしれない。何と辛かったことか。
穏やかな義父の顔が神様のように見えた。
事務仕事も一段落しており2時半に退社する。
義父の友人が「もう帰るのか」と笑っていた。
私にはちょうど6時間のパート仕事が最適であった。
忙しい時には臨機応変に残業をすることにしている。
4時前には帰宅していたが娘が居てくれるので何と楽なことだろう。
思い起こせばこの9ヶ月間よく頑張ったものである。
娘の再就職が決まればまた忙しくなりそうだが
つかの間でも楽をさせてもらえて有難くてならなかった。
母親と過ごす時間が出来たせいかあやちゃんも一気に明るくなった。
もう12歳であってもやはり母親に甘えたいのだろうと思う。
今日はカレーが食べたいと言ったそうで娘が材料を買って来ていた。
甘えられる方も嬉しいものである。母娘の絆もそうして深まるのだろう。
「あやちゃん出来たよ~」娘が呼べば「やった~」と明るい声がした。
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