ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年12月25日(水) 古い上着

日中の気温は15℃まで上がり陽射しもあったが

やはり風は冷たく冬らしい一日となる。


ばっさりと枝を切られたヤマモモの木の寒々しいこと。

その分空が広くなったように感じていたが

もう風に揺れることもなく切り株が憐れでならない。

葉があれば木陰となり冷たい風をまともに受けるが

何も身に纏うことが出来ない素っ裸の木であった。

当然のように鳥もやって来ない。寂しさが募るばかりである。

どうして切らなければいけなかったのだろうと思えば

お隣の新居の主が切って欲しいと言って来たのだそうだ。

なんだか理不尽にも思えるが諍いになってもいけないのだろう。

初夏になれば実がお隣の庭に落ちることも考えられる。

切ってくれた義父の友人は直ぐに大きな木になると言っていたが

義父や私が生きているうちに叶うのだろうかと思う。




仕事はいよいよ大詰めとなり今年最後の車検が入庫した。

他にも一年点検の車が入庫しており同僚が精を出してくれる。

どちらも公用車なので年内の売上にはならないが

仕事があるだけで有難いことだと思う。


固定資産税や自動車保険等の引き落としがあり預金の残高が一気に減る。

振込入金は一切無く顔が青くなるほど切羽詰まって来た。

明日も明後日も引き落としがあるのだ。いったいどうなるのだろう。

嘆いても何も変わらずあと二日の勝負だと自分に言い聞かせていた。


朗報もあり義父の部分入れ歯が見つかった。

てっきり田んぼだと思っていたのが作業ズボンのポケットにあったのだ。

義父は朝のうちに歯医者さんへ行き治療を始めたようだ。

ついでに口内炎も診てもらったそうで何よりである。

10時には帰っており「まさお」を連れてまた田んぼへと走る。

27日にはまさおを返却しなければいけないのだそうだ。

何としても終わらせようと必死になっているのが伝わって来る。



2時半過ぎに退社。今日は今年最後のリハビリのある日だった。

スマホ越しに医師と対面し今年一年の感謝の気持ちを伝える。

療法士のU君にもしっかりとお礼を言って帰宅した。

治療を始めて2年が過ぎ年が明ければ3年目となる。

まだまだ先が長いだろう。ふと死ぬまでの辛抱ではないかと思った。


新年まであと6日。無事に迎えられることをひたすら願っている。

新しくはなれないかもしれないが古い上着を脱ぎ捨てるのだ。

飛躍も在り得ずただ一心に己を貫きながら生きて行きたいものである。


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