風もなく穏やかな晴天。真っ青な空を飛び交うつばめ。
春の陽射しをいっぱいに浴びて景色はきらきらと輝く。
同僚がやっと復活してくれて職場に活気が戻る。
あらためてその存在に感謝せずにはいられなかった。
かといってまだ無理は禁物。労わる気持ちを忘れてはいけない。
母の病院から電話があり退院の許可が下りたとのこと。
けれどもすぐに施設に戻ることは困難なのだそうだ。
明日にでもと勝手に思い込んでいたので少し困惑する。
母には帰る家がないのだ。どうかどうか母を受け入れて欲しい。
ケアマネさんに訊いたら早くて来週、再来週になるかもしれないと。
母が憐れでならない。私の気持ちまでも路頭に迷うのだった。
とにかく焦らずにいてその時を待つしかないようだ。
帰宅途中のスーパー内の美容院で鬱陶しかった髪を切る。
チェーン店なので春の異動があったのか初めての美容師さんだった。
穏やかに話しかけてくれてなんとも心が和む。
そうして髪もさっぱりすればすっかり気分一新となる。
「きっかけ」は待つのではなく自分で作っていくものなのだろう。
変わらなければ変えればいい。何事も自分次第なのだ。
午後4時半、「ただいまあ」と元気に孫たちが帰って来る。
ふたりともすぐに宿題をして感心なこと。
あやちゃんのプリントを見てびっくりした。
もうこんな難しい漢字を習っているのかと。
まだ算数もあるよと。3年生になって宿題が一気に増えたようだ。
めいちゃんはプリントをコピーしてまあちゃんと一緒にしていた。
まあちゃんはまだ幼稚園だけれどもう英語を習っているそう。
一年生の宿題なのにすらすら。めいちゃんも負けてはいられない。
ここ数日夕方になると機嫌が悪く泣いてばかりいためいちゃんが
今日はとても機嫌が良く晩ご飯もちゃんと食べてくれて嬉しかった。
みんなみんな頑張っているのだと思う。
私も一喜一憂しながらも日々の事を精一杯に頑張りたいと思った。
|