曇り日。夕方から雨が降り始めた。一時は土砂降りになる。
久しぶりの雨が心地よい。きっと恵みの雨になるだろう。
今日も川仕事を終えてから山里の職場へ。
義父も同僚も居てくれて順調に仕事がはかどる。
昨日までのやきもきしていた気分が一気に晴れた。
これで10連休がやって来てもだいじょうぶ。
とてもほっとして心地よい達成感があった。
帰り道、すっかり遅くなってしまったので
買い物をあきらめて山道から帰ることに。
そうしたらぽつぽつと雨が降り始めてしまった。
峠道を下ったところで自転車のお遍路さんに出会う。
今日は迷わずに声をかけることが出来た。
訊けば山里の民宿を予約してあるとのこと。
自転車とは言え雨も降りだしてしまって
峠道はきつく一時間では無理だろうと話す。
それでも頑張ってみますと笑顔で応えてくれた。
お遍路さんを見送ってからとうとう雨が土砂降りになった。
困った。無事に着くだろうかとはらはらと心配でならない。
その時、民宿のご主人が軽トラックを持っていることを思い出す。
知らせたら迎えに来てくれるかもしれないと思った。
道端に車を停めてケイタイの電話帳をどうかどうかと探すけれど
職場のお得意さんなのにどうしたことか登録していなかった。
なんとがっくり。これでは何の役にも立たない。
仕方なく家路を急ぎながら、日もずいぶんと長くなったしなと。
明るいうちに着けるかもしれないと思いなおす。
「いい日」だったなと思う。雨音を聴きながらこれを記す。
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