2018年12月03日(月) |
巳の日正月を無事に終えて |
ぽつぽつと小雨の降る朝。20℃近くあり暖かい。
まだ夜が明ける前から親戚の人達がお墓参りに行ってくれる。
死者のお正月なので人目につかないように暗いうちにするのが習わし。
墓前で大きなお餅を切り分けて皆で一口づつ食べる。
本来は藁で焼いて食べるのだけれど、今は火気は禁じられている。
それでも古くからのしきたりは最小限に守られている。
お墓参りを終えると皆が家に来てくれて朝ご飯を食べる。
それは土佐で言う「お客」で皿鉢料理の準備をしていた。
早朝の事なのに仕出し店を営んでいる従姉妹が作って届けてくれて
ほんとうに助かった。おかげで皆に喜んで食べてもらえた。
8時にはお開きになり孫たちも保育園に行く時間。
私も仕事が休めず後片付けは娘と義妹に頼んで家を出る。
娘は今日のために仕事を休んでくれていて大助かりだった。
やるべきことをやり遂げてほっと安堵するばかり。
肩の力が抜けたようになりふにゃふにゃと仕事をしていた。
気がつけば61歳最後の日。「巳の日正月」を終えるまではと
そればかり考えていたのでやっと自分の事を思えるようになる。
本物の人生は60を越えてからが始まりだそうだ。
この先どんな人生が待っていてくれるのだろうか。
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