さいわいと言って良いのか台風の直撃を免れる。
夕方から風が強くなって来たけれど雨は降っていない。
今日はもう限界を感じてしまい仕事を休ませてもらって
一日中ごろごろと寝てばかりいた。
無理の効かない身体になった。自分で守ってあげなければ。
情けないけれどありのままの自分を受け止めるばかり。
ついつい弱気になってしまうけれど、強がる歳ではないのだと。
血圧は落ち着いていて今夜はお風呂に入れた。
痒くてたまらなかった髪も洗えてさっぱりと気持ち良い。
もう大丈夫だろうか。だいじょうぶ、だいじょうぶと言い聞かす。
じいちゃんが台風の気圧のせいではないかと気遣ってくれて
そうかもしれないねと。家族みんなに心配をかけてしまった。
あしたは明日の風が吹くだろう。
生きてさえいればきっとだいじょうぶ。
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