2018年07月27日(金) |
母の姿がとても心細くて |
目が覚めると雨が降っていた。雨だれの音が耳に心地よい。
夜が明けるとどしゃ降りの雨になってしまったけれど
孫たちと保育園に行く頃にはやんでいてくれて助かる。
今日はその足で隣町の母のもとへ車を走らす。
やっと母に会えるのかと喜び勇んで行ったけれど
あまりに変わり果てた母の姿に少し戸惑ってしまった。
食欲はあると言っていたので安心していたのだけれど
手術がよほど堪えたのだろうか激痩せしていて驚く。
なんとも憐れでならず思わず涙がこぼれそうになった。
それでもいつものように喫茶店に行きたいと言うので
車で送って行く。遠足に行く子供のように笑顔の母だった。
以前のような認知症の気配はまったく感じられず
喫茶店までの道のりをしっかりと教えてくれた。
帰りはタクシーで帰るから大丈夫と手を振って別れる。
バックミラーに映る母の姿がとても心細く見えた。
山里の職場に向かいながらいろんなことを考える。
このまま母を独り暮らしのままで居させて良いものか。
大きな岐路に立っているような気持ちになり不安が募るばかり。
娘の私に出来る事がきっとあるはず。真剣に考えなければと思う。
母の事ばかり考えながらの一日も
孫たちの笑顔を見ればまた平穏な日常が返って来る。
みんなみんな年を重ねて老いていく。
私もいつかは母のようになるのだろうとふと思った夕暮れ時の事。
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