ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2018年04月06日(金) 希望の光が

雨と風が強くまた春の嵐のような一日。


早朝、病院にいる義妹から電話があり

姑さんの様態が少し落ち着いてきたとのこと。

やはり昨夜が峠だったのか。

頑張り屋さんの姑が無事に峠を越えたのか。

とにかく良かったと皆で胸を撫で下ろす。


今夜もう一晩付き添って様子を見るという義妹に代わって

夕方から病院へ行っていって先ほど帰ってきたところ。

娘とはいえ義妹ばかりに負担をかけるわけにはいかない。

長男の嫁なのだからと自分に言い聞かすばかり。


義妹に後を任せて家路を急ぎながらとても複雑な気持ちになった。

嫁いだ時からずっと厳しかった姑のことばかりを思い出す。

辛かったこと悲しかったことばかりに押し流されてしまう。

そんな自分が歯がゆくてならない。そしてとても情けない。



今夜は甥っ子が彼女さんと一緒にお見舞いに来てくれて

「おばあよ、目を開けれや、嫁さん連れて来たぞ」って

そうしたら姑さんの顔が一瞬微笑んだように見えた。

一生懸命に目を開けようとしている。口を動かそうとしている。

ちゃんと聞こえている。かすかでも意識があるのだとわかる。

重い空気の病室に希望の光が差し込んだような一瞬だった。



桜はもうすっかり散ってしまったと思っていた今日。

思いがけずに見つけた「ぼたん桜」

雨に打たれながらも微笑んでいるように見えた。







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