風の強いいちにち。ひゅるひゅると冬の日を思い出す。 空は晴れているはずなのだけれどベールに包まれているよう。 黄砂なのかもしれない。それも春のしるしなのだなと思った。
川仕事が猫の手も借りたいほど忙しい。 一生懸命頑張っているけれど、どっと疲れが出てしまう。 負けないぞって思っているのに、先日から急に臆病になった。 無理をしているつもにはまったくないのに身体は正直なのだろう。 悔しくてたまらなくて「大丈夫、大丈夫」と自己暗示をかけている。
一日の仕事を終えるとほっとする。毎日が山登りのよう。 今日もなんとかなったから明日もきっと大丈夫と信じている。
やればできる。やってやれないことはない。 なんとしても乗り越えようとすくっと前を向いている。
そんな日々にあって、お遍路万歩計がとても励みになっている。 今日は阿波の国最後の札所「薬王寺」に着くことが出来た。 万歩計を身に着けてからちょうど二ヶ月目のことである。 毎日少しずつの積み重ね。それが決して無駄な事ではなかったのだなと思う。
土佐の国はまだ遠い。あと85キロ、17万歩も歩かなければいけない。 けれども太平洋が待っていてくれる。室戸岬を目指して頑張ろうではないか。
ささやかな一歩。ささやかな日々を積み重ねていく。
生きているってほんとうにありがたいことだなって手を合わす毎日だった。
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