| 2012年03月08日(木) |
だいじょうぶよ。なんとかなるから。 |
雨が降ります雨が降る 遊びに行きたし傘はなし
しんみりと口ずさみたくなるような雨のいちにち。 ほぼ三週間ぶりだろうか山里の職場へ顔を出す。
突然に行って驚かせてあげようと思っていたから。 「おやまあ!」と母。「ぶったまげた!」と同僚。 懐かしいような笑顔とちょっと照れくさいような朝であった。
たまっていた仕事を少しずつやっつけていく。 次はいつになるのかわからない。やれるだけの事をやっておきたい。 母の負担が少しでも減るようになどと考えながら仕事をこなしていた。
けれども平穏ではなかった。覚悟はしていたけれど荒波に浮かぶ船。 母の苦労が身にしみる。独りで耐えていたのかと思うと憐れでならない。
そんな母を置き去りにするように私は陸に上がらなければいけなかった。
後ろ髪を引かれるような思いで帰路に着く。どっと疲れを感じていた。
「だいじょうぶよ。なんとかなるから」母の口癖に救われながら。
帰宅すると通院日だった彼もちょっとしょんぼりしていた。 内科も眼科も順調ではなく薬の処方が変わったらしかった。 疲れが溜まっているせいかもしれない。「だいじょうぶよ」って励ます。
一緒になって落ち込んでなどいられない。私はいつも笑顔でありたい。
そう思っていたけれどいてもたってもいられなくなって。 雨の降りしきるなかを駆けるようにお大師堂へ向かった。
助けてください。守ってください。祈るほかに何が出来るというのだろう。
ほろほろと涙がこぼれる。こんなに一心に祈ったのは初めてであった。
だいじょうぶよ。なんとかなるから。
だいじょうぶよ。なんとかなるから。
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