明けて三日。寒さも和らぎほっと一息つく。
例年ならば初詣などに出掛けてみるのだけれど。 今年はどうにも動き出せないままもう三日になってしまった。
元旦には子供達も帰って来てくれてにぎやかに過ごした。 その後は火が消えたように静かになってずっと寝正月をしている。
だらだらとしたきぶんにも我ながら嫌気がさしてきて。 今日は彼が喫茶店に行くというので一緒に連れて行ってもらった。
いとこが経営している喫茶店。彼は常連さんだけれど。 私は開店以来ほとんど行った事がなかった。
「まあめずらしいこと!」と歓迎してもらって笑顔になる。 すると他のいとこ達もぞろぞろとやって来てそれはにぎやか。 まるで親戚の新年会のようになっておしゃべりの花が咲いた。
気がつくと私はわたしではないかのように声がはずんでいる。 あまりにもよくしゃべるので彼も不思議がっているようだった。
そろそろ帰ろうかと促された時もわたしはしゃべり続けていた。 自分でも首をかしげたくなるほどの可笑しなひと時を過ごす。
ひと恋しかったとでもいうべきだろうか。
ときどきはこんな時があってもいいだろうとおもったことだった。
そうして帰宅するとあたりまえのように花がしぼんだようになる。
枯らしてしまうにはあまりにもさびしく。
またきっと咲けるようにと水をやり続けようとおもう。
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