朝の肌寒さが日に日に増してくる。 深まろうとしている秋。 その深みにぐいぐいとひっぱられているような感じがする。
仕事を終えるなり畑を見に行く。 昨日の今日でまだ芽が出るわけはないのだけれど そわそわと落ち着かず気になってしょうがないのだった。
畑に話しかけるようにしながら水遣りをする。 どうかちゃんと芽が出てくれますように。 明日も来るからねと約束をして家路についた。
畑って命のにおいがする。
それはとても不思議な土の匂いだった。
いのち。いまむくむくっとしているかな。
いのち。太陽の光をあびておぎゃあって生まれるかな。
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