| 2008年04月08日(火) |
あしたがあるからいいなっておもうんだ。 |
そしてあしたがきたら。またあしたがあるからいいなあ。
でもじぶんには予報がない。あったりしたらつまらない。
晴れのち曇り夜には雨になるでしょう。なんて言われて。
眠るのなんてぜったいにいやだ。なんだかがんじがらめ。
把握されているみたいで。観察されているみたいでいや。
好きなように歩きたい。ちょっとぐらい転んでもいいし。
災難がふりかかってきてもいい。よっこらしょって立つ。
そうして。またあしたがあるからいいなっておもうんだ。

やっとこさ。山里の職場へ行けた日。緑がぐんと鮮やかに見える。 桜も散らずにいてくれた。山つつじもいっぱい咲いた。道行けば。 山肌からお陽様を仰いでいる。零れ落ちてしまいそうなその花達。
あせびの花も見つける。『馬酔木』と書くそれは毒があるらしい。 けれど。花はとても可憐で美しい。鈴蘭のような小さな白い花が。 いっぱい重なって。少し哀しげにうつむいて咲く。きゅんとする。
幾春のことを想う。春はなんだか懐かしくてならない季節だった。
職場の庭には野スミレ。いつのまに植えたのだろう。母がそれを。 あちらこちらに咲いたスミレを集めて来たらしい。スミレの花園。
野生の花は。草むらや土手や。コンクリートの隙間からだって咲く。 そのほうが自然のままで良いって思っていたけれど。お花畑になる。
「これは強いから。きっと毎年咲くね」ってふたり肩を並べて呟く。
もうじゅうぶん闘った。もういいよね母さん。この庭がやがて荒れる。
けれど。ここにはずっとあしたがある。また春が来るからいいよね。
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