ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2006年09月28日(木) 太陽な日々

ほろ酔ってまた陽が暮れて。三日月の少しふっくらとしたのを。
ぼんやりとながめてみたり。この脱力のこの溜息がほどよくて。

たたむようにしている。閉じるようにしている。その裏側でそっと。
息をひそめているものの正体を。いつか見たような気がしたのだが。

いまはただそっとしてあげたいなと思うのだった。



あいかわらずサチコを待っている。肉じゃがのほくほくしたのと。
豚肉の生姜焼きにキャベツをてんこ盛りして。胡瓜の浅漬けも作る。

上げ膳据え膳して。おおよしよしといっぱいしてあげたいと思うのが母心で。
目の下に隈が出来てるサチコが「ばあや、ちょいと肩をもんでおくれ」とか。
いつも言うのだけれど。「はいはい、お嬢様、どうれここらへんですかね」と。
凝りをほぐしてあげると。とても気持ち良さそうにして喜んでくれるのだった。

ばあやはいつだって幸せなのだ。家族ほど尊くありがたいものはないと思っている。

特に娘。サチコは私の太陽であり。その陽をいつも私に注いでくれるのだった。


「もう、いっつもお兄ちゃんばっか」って今までどれほど寂しい目にあわせたことか。
それほど私は息子にばかり執着していたらしい。男の子って不思議な存在だった。
子供のような男のような。今おもうとその複雑な感情など。まさに過去の出来事で。

熱が醒めてしまうと。現実ほどありがたいことはなく。
家族の群れから飛び立った。一羽の鳥のように思える。

立派に巣立ってくれたのだ。それが親の喜びでなくてなんだろうと思う。


どんな日も私のかたわらに寄り添うことを選び。蔭の日も陽になろうとして。
笑顔を絶やそうとしなかった娘に。感謝することも忘れていた日々があった。

ごめんねサチコ。ありがとねサチコ。

母さんね。こんな母さんだけど。サチコの太陽になりたいなあって。

すごくすごく思っているんだよ。





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