曇り日。午後から少しだけ雫みたいな雨が降った。 しっとりと空気が濡れている。いまはもうそんな日暮れ。
蝉がいっしょうけんめい鳴いている。うん夏をあきらめないで。 どうしようもないことだってあるけど。精一杯なの私は好きだ。
陽から陰へ。この季節はたぶんそんな感じなのかもしれない。 心に秋風が吹き始めると。なんとなくもの哀しく切なくなってしまう。
さっきJさんのネットラジオで。もうすっかりそれがJさんだとわかる声を。 うんうんって頷きながら聴いていて。いつもよりすごく感慨に浸ってしまった。
夏に「行かせないぞ!」って言って。秋が好きではないという理由がすごく。 すごく胸にこたえた。冬から春になる。あの命が息吹くような季節のことを。 むしろ好きだと言っていたのだ。陰ではなく陽だ。Jさんは光になれるひと。
だからなんだ。ちょっと気分が落ち込んでいるかもってJさんは言うけど。 もしかしたら。もっともっと気が沈んでいるかもしれないひとを救ってる。
聴くたびに心がすぅっと軽くなる。それはほんとうにありがたい声だった。 だからほんとうは。もっともっとたくさんのひとに聴かせてあげたいと思う。
陽から陰へ。私は時々引き摺り込まれるように流されてしまうのだったが。 それはたぶん。私がわたしの蔭を嫌いではないのだろうと思う。哀しみが。 悲しみが好きなんだろうなって思う。どうしてかというとそれがウツクシイと。 錯覚しているからではないか。そのウツクシサに酔いしれていることこそが。
『愚か』なことであることに。少しずつ気づき始めているのが『いま』だった。
こうして。ささやかながら書く場所を与えられていることにもっと感謝したい。
そうして。ただひとりのひとでいい。そのひとの光になりたいと強く思っている。
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