| 2006年02月04日(土) |
ありがとね。いつもほんとにありがとう。 |
冷えきった夜空に満天の星の輝き。月はにっこり微笑みのくちびる。 風はかたこと。窓を遠慮がちに叩いては。またそっと遠のいていく。
わたしは。しじま。押し黙り揺らぐ。きみだって。しじまなのかも。 しれない。ただ見えない。ただきけない。もう何も言うまいと思う。
さて。もういい。そんなことはどうだって。
そろそろ今日を記すとしよう。
今日は家業に精を出す日だった。緑の海苔をせっせと摘む。 潮が春の潮らしくなった。引き始めたらすごい勢いで引くのだ。 追われるような作業。でもその気忙しさがむしろ好きだと思う。
ふと顔をあげると。カメラマンが数人いて写真を撮られていた。 私はすごく変身しているので。そんな時はとても照れてしまう。 せめて一言、許可を得てから撮るべきだと夫君はいつも怒るけど。 風物詩のひとつ。自分たちはみんなそのひとつなのだと思うと。 撮っていただけることはありがたいことである。絵になるのなら。
収獲を終えて陸に上がると。そのひとりのカメラマンが駆け寄って来た。 あれこれ質問をされて。それに応えている夫君の誇らしげな顔といったら。 彼もまんざらではなさそうだった。そう、私達はこの仕事に誇りを持っている。
となりの愛媛県から来たアマチュア写真家のひと達だったようだ。
「はぁ・・週末にはカメラを提げていろんなとこ行ける身分になりたいな・・」って。 私が言うと。彼がすごくその気持ちを受け止めてくれたように言ってくれた。
いちめんの秋桜も行ったなあ。山いっぱいの紅葉も行ったなあ。 今年は瀬戸内にも行こうぜ。橋を渡れば倉敷にも行けるぞって。
ありがとね。いつもほんとにありがとう。またいっぱい写真撮るからね。
作業場での仕事を終えて帰宅。寒かったので少し早目に熱燗をちびちび。 そのまま炬燵でうたた寝となった。夕食の支度もすっかり疎かだったけど。 なにひとつ咎められることもなくして。わたしはのほほんと幸せであった。
サチコが帰宅。豆まきセットはもう売っていなかったことを告げる。 「気にせんでもええよ。来年すればええじゃん」って。はははと笑う。
わたしはもう。すっきりとだいじょうぶ。家族とは本当にありがたいものだ。
明日は。バドのオープン戦がある。
おっし。老体にムチ打って。やれるだけ頑張ってみるけんね。ぶいぶい!
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