いま陽が沈んだところ。今日もお疲れさんの太陽が。 残り香みたいな熱を残して。ゆらりゆらりと落ちていった。
本日も平穏。特にぐるぐるともせずに。たいらなところにいられた。 ありがたいことだなと思う。野ばかりを歩いている。空を見上げて。 思い詰めたら山になる。落ち込めば谷になる。そんなもんなんだろうが。 野だと思っている限りは。夏草と戯れながら。野の花にも会えるものだ。
そうしていると。ほこほこっと嬉しいこともありまする。 私は。やたらと感激したりするもんだから。ささやかなことで。 ついつい涙もろくなったりもして。いやはや・・もう年ですな。
だから嘆かないです。嘆かわしいことがあっても。ため息ひとつで。 おさまってしまうから。まあどんな時もあるさと思えばお終いになる。 年をとった証拠といえばそれまで。見ざる聞かざる言わざるになったのかも。
でも必要とされれば言います。それがおせっかいの老婆心かもしれない。 そこで躊躇するのが。必要とされているか。されていないかの見極め。 それがもっかのところの難題。おせっかいだったら・・すごく悲しい。
躊躇しながら時が流れていく。たぶんこのまま。年を重ねるのだろう。
野を歩けば。水枯れた土地もある。恵みの雨が降りますようにと。
ただただ祈り続けるだけだ。
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