夕方。いつもの川沿いの道を帰ってくると。 今日は堤防の草刈作業があったらしくて。 なんだかとてもさっぱりとしすぎていた。
あの夕風に揺れる真綿のような草の花も。 あのけなげに思えた野あざみの綿帽子も。 咲き始めていた姫女苑の白く可愛いのも。 みんなみんな。あとかたもなく刈られて。
あんまりだよって。息がつまるくらいに。 寂しい気持ちでいっぱいになったのだが。
きれいさっぱりっていうのは。きっとこんな。 ありさまを言うのだろうと。すぐに思い直す。
そのままにしておけないこととかあるのだし。 そのままじゃいけないこととかあるのだろう。
まっ・・こんなもんだろう。
これがいいのだろうと思った。
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