風かおるいちにち。水田の若き緑も。日に日にすくっと伸びている。 畦道のあやめの花も。もう少しで咲きそう。五月の風景が目に浮かぶ。
仕事中も自転車に乗る。郵便局へ行ったりJAに行ったり。 魚屋さんの庭に今年も。都忘れの花がたくさん咲いて嬉しい。 柿の木の下に。うす紫の花が木漏れ日を浴びてきらきらして。
こころいっぱいなごんでは。なくさないようにけさないようにと。 しごとをこなす。いらいらむしもあせりむしもみんなとんでいく。
私は『てきとう』ってことばがあまり好きではなかった。 好きでないということは。そうするのが苦手なのかもしれない。 言い換えれば。そうしても良いだろう時に。そうできないのだ。 だから時たま。まわりに負担をかけてしまう。強要してしまうのか。 真面目でも几帳面でもないのにと思う。どうしてかそんな感じになる。
『それなりに』きっとそうすれば良いのだろうと思う。 りんきおうへんに。ときどきはてきとうにしてみるのがよいのだろう。
さて。また夜がきた。なんだかまた腑抜けているような気もするが。 どこだかわからないところが。きっちりと背筋を伸ばしているようにも思う。 だからこそ。てきとうにあしらっておけばよいだろう。いまがちゃんすかも。
ふと目を閉じる。あれこれがみんな横たわって。もうすぐ眠りそうになった。
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