ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2002年07月31日(水) 夏だから

ぴちゃん・・ひたひたひた・・ぴちゃちゃ・・ひたひたひた・・
これが今夜の水の音。川が流れているというより水が寝息をたてているような音だ。
水辺に誰かが居た。誰だろう?もう夜も更けてきたのに何をしているんだろう?
近づいて声をかけても返事がなかったら・・ど、どうしよう・・なんて思いながら逃げ帰って来た。

すぐさま夫に報告している私は、それが不可解なことであるのを期待している。
でも期待に反して「誰かがエビを捕っているんだろう!」と返事が返って来た。
なんだ・・そうか。つまんないなあ・・身の毛がよだつようなひと夏の経験とか・・したかったなあ。
臆病なくせにそういうのにとても興味がある。お盆にはきっと!なんて思っていたりするから可笑しい。


今日もうだるような暑さだった。夜風にあたっていると身体が生き返ったようにしゃんとする。
洗った髪を風で乾かし乙女のように夜空を見上げる。そんなつかの間の時間に酔いしれていたりする。
夏だからこそ好きになりたいそんな自分に、今夜もご褒美をあげたい気分だ。(笑)


話は変るけれど、昼間・・ちょっとした感動もあった。
自動車部品を配達してくれるお兄さんが、今日も暑さでダルダルでおまけに昼食も食べていないと言う。
食べる暇もなくあちこち走りまわっていたようで、空腹で吐き気がしてきたと嘆いていた。
そしたら思いがけないことに、あの鬼のような専務オババが「ちょっと待っていなさい!」と言い出した。
笑顔で戻ってきたオババは“おにぎり”を差し出し、食べて行きなさい休んで行きなさいと勧めるのだ。
お兄さんは目をウルウルさせて美味しそうにそれを頬張り、何度も頭を下げて帰って行った。

私もほのぼのと嬉しくなった。オババもいいとこあるなあ・・って感動した。
月末で苛立っていた職場にもこうして訪れる優しい時間がある。
暑くてもしんどくても・・今日はとてもいい日だったなと思っている。


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