ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2002年07月01日(月) お母さん・・

喉元過ぎればなんとやら・・ですね。
ああ嫌だ気が滅入ると思っていても、突入しちゃうとなんとかなります。
そして今泣いたカラスが笑った現象が心地よく思えるもんです。

私はただ・・贅沢なだけです。欲張りなだけなんです。
いつまでも夢みる少女じゃいられないのに、時たま夢を見過ぎます。
おっと!待て!現実とかもうちょい把握してですね・・しっかり見てご覧!

ふう・・そして日常が追い掛けて来るのさ。
ダダこねてる場合じゃないよ。歩かなきゃ押し潰されてしまうよ。


そしてちょっとひとっ走り、月曜日と二人三脚してみた。
ほんとは結んだ紐を解いて気ままにてくてく歩きたかったよ。
おいちにおいちにっと掛け声なんかかけないで、鼻歌気分でスキップしたかったよ。
ねえ?誰だってそう思うよね?しんどいもんね月曜日・・・。


今朝はしょっぱなから会社で揉め事があって、専務オババと喧嘩したのじゃ。
あのオババ、ホントに口が悪いよ!いつも一言多いんじゃ!
それを棚にあげといて私に説教するんだよ・・。
「あんたはいつも一言多いの!もっと気をつけなさい!!」だと・・。

ううう・・その言葉そっくりお返ししたかったです。
でも私って小心者だから口ごたえとかできないから・・歯を食い縛って我慢したよ。
そしてとても悲しかったのさ。自分を産んだのがこの女か・・なんてね。

それから後はずっと無視してやったのさ。そして黙々と仕事に励んだ。
そしたらね・・なんだかんだと話し掛けてきて仕事の邪魔ばかりするんだよ。
私はとてもイライラしてて、すぐにでも帰りたい気分だったのに・・・。

ふう・・でも帰る訳にもいかないでしょ。だからそのしつこさにぐっと耐えたの。
そのうち返事とかも要求されちゃって、仕方ないから頷いて答えて・・。
笑いたくもないのに追い詰められちゃって、ふっと笑みも零れてしまった。

私の負けです。ごめんなさい。産んでくれてありがとうございました。
でも私は似てませんから。決して似ているつもりはないですから・・。

そしてまたいつもと同じ午後が来て、なんだか緊張感が消え失せてしまったよ。
今朝のあれはなんだったんだ!って不思議なくらい平穏な時間が過ぎていった。



疲れたな・・って肩で息しながら家路に着くと、玄関でツバメの奥さんに会った。
首をちょこんと傾げてね、私を見下ろすように巣から覗いていたんだ。
「はいはい・・今帰ったよ!」って声をかけて見上げたら・・・
薄茶色のふわふわしたものがピクピクっと動いていたのだ。
そして小さなくちばしがか細く持ち上がってツ−ンと巣から飛び出して来た。

おお!やっと生まれたんだね。あんまり遅いから、もう諦めていたよ。

ツバメの奥さんはお母さんになった。
まだ鳴くことも出来ないその柔かな命を、そっと抱きしめるように包み込み
我が子が飛び立つ日ともに旅立つ日・・・母の使命と愛の日々が始まるんだなあ・・。


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