ウィングのつぶやき
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最近地下の打席に打ちにくるお客さん(同志?)が増えました。
少しアドバイスさせてもらうことも多いのですが、印象を率直に言うと、みなさん「惜しい!」という感じです。
ボールをヒットするのは上手なのですが、フォローでクラブが正しく動いている方は非常に少ないですね。というか、ノーイメージのようです。
一番多いのは、初速が出るのに打ち出し角が低くて距離が出ないというケースで、これは本当に「もったいない」。
(「もったいない」は日本だけの概念だそうですね)
この場合はたいてい、クラブがインサイドから下りてきて、フェースがシャットに当たっています。同じイメージで下ろすと、イマドキの低・深重心のドライバーは、ヘッドが後ろに垂れてちょうどいい打ち出し角になるのでしょうが、Vロッドの場合はそのまま当たるので、ヒトケタの打ち出し角になるわけです。
でもこういうスイングで打っている限り、永久にうまくはなれません。結局は先が柔らかいシャフトでヘッドをピュッと返してインパクトに間に合わせているだけですから、ある距離(だいたい230ヤードぐらいでしょう)以上は絶対に飛ばないんです。
ではどうすればいいかというと、
修正法その1 スライスを打つつもりで下ろす
インサイドシャットの人は、カットに打とうとすると、軌道とフェースの当たり方がちょうどよくなる場合が多いです。
修正法その2 ターゲットのはるか右に飛ばすつもりで振る
右に振っていくと、インサイドシャットがちょうどスクエアになってポテンシャル通りの距離が出ます。実際、ターゲットに打とうとすると、ベクターで210ヤードしかでない人が、右にぶっ放すように打つと、240ヤードオーバーを記録したりします。このようにして、フェースがかぶっていることに気付けば、ボールを左に寄せたり、インパクトで体を開かないように我慢することで、ターゲットに思い切りのショットを飛ばせるようになります。
今日はここまでにしておきましょう。
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ゴルフライター小林一人
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