作曲家の藤田玄播さんがお亡くなりになったこと、新聞で知りました。 多くの曲を作っていますが、吹奏楽コンクールの課題曲「若人の心」は吹奏楽をやっている人たちには有名で、世界中で演奏されています。 2006年「日中友好フェスティバル」が北京で開催され、そのコンサートで歌わせていただきました。 そのとき藤田玄播先生も同行され、一緒にお食事をし、手書きの歌詞をいただきました。 私と一緒に演奏をして下さるグループのリーダーが、玄播先生の「若人の心」をそのフェスティバルの最後に出演者全員で演奏する際、ぜひ桜井さんに歌って欲しい、と急遽提案して下さったのです。 「若人の心」は先ほども記述しましたが、吹奏楽の世界では有名な曲ですが、玄播先生が歌詞もつけられたことはあまり知られていません。 せっかく今回は歌手もいるので、その歌詞を中国の人にも知って欲しい、と提案したリーダーは考えていたそうです。 お酒も入った席で玄播先生が、私の持っていた「若人の心」の楽譜にさらさらと歌詞を書いて下さいました。 「愛する地球を花で飾ろう」という内容の素晴らしい歌詞。 私は一晩で歌詞を覚え、翌日の本番、日本からの出演者、中国からの出演者、全員がステージに乗り、玄播先生の指揮で「若人の心」を歌わせていただきました。 あのときの光景は、今でも目に焼き付いています。 音楽は誰もが交流できる世界共通の言語だとよく言われますが、本当にその通りだと感じた瞬間でした。 玄播先生のご冥福をお祈り致します。
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