My life as a cat
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2018年06月16日(土) 南仏のピクニック




















本年度のCours d'Anglaisが終了し、シメにとピクニックが催された。ピサラディエ、シュケット、タルト・オ・ポム、クレープ、ライス・サラダ・・・とみんなの手作り料理が並ぶ。わたしでも食べられて、どれもとても美味しい。こんな時ここはいいなと思う。オーストラリアではこういう催しものはバーベキューとなる。ホンモノのオージー・バーベキューは目も当てられないほど大きな肉の塊を焼いたりする。わたしはその光景が苦手でほとんど参加しなかった。フランス人はピクニックでもちゃんと順序を守って食べ進める。野菜やスナックからはじめ、チーズ、果物、デザート、そしてカフェという運び。今日はお腹を満たしたところでペタンク大会となった。こちらに来てこのペタンクというゲートボールを彷彿させる極めて地味なスポーツを老若男女みんな真剣に楽しんでいることに驚いた。的を投げて、その的に極めて近くボールを投げられた人が点を得るという極めてシンプルなもの。メジャーみたいなもので誰のボールが一番近いかなどと真剣に測ったりしている。このスポーツには世界大会なんかもあって、ちゃんと平らなフィールドでプレイしていれば技が試されるというものだが、こんなデコボコの空き地では技よりも運次第でどこにでも転がっていくというのに。フランス人達の真剣さが妙に滑稽に見えてにやにやと笑ってしまった。一見地味でも球が重いので腕が疲れてくる。こういうスポーツは体には良さそうだ。夏の南仏の長い午後はまったりと過ぎて行った。

帰り道、家の近くの道路に巣から落下したとみられる燕の雛が4羽車に踏まれてぺしゃんこになって干からびていた。一体どうして4羽も一緒にこうなってしまったのか。厚紙を使って拾い上げて、静かな空き地の木の根元に寝かせて落ち葉を被せてあげた。いつかは必ず失われる命だといっても何も生まれてすぐに失われなくたっていいのに。足を一本失っても歩き続けるカブトムシや尻尾を食いちぎられたトカゲ。みんな懸命に生きているのに、やっぱり永遠には生きられないということがすごく切ない。


Michelina |MAIL