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2017年04月16日(日) L'agneau pascal

ついにアルザスからアニョー・パスカルがやってきた。フランスのお菓子の本で見て、このもこっとしたテクスチャーの愛らしさにひとめぼれ。パスカルのモールドを手に入れようと決めた。ネットで夜な夜なリサーチ。フランスでも誰もが知るお菓子というわけではないし、どこにでもモールドが手に入るわけでもないようだった。いくつか売っているサイトを見つけた。ステンレスなんかのは扱いやすいが、やっぱり味気ない。ここはやっぱり伝統的なアルザスのスフレンハイムの陶器のモールドがいい。決して水洗いせず使用後は布で汚れを拭き取るだけ。使い込むごとに油がよく馴染んで、綺麗に型離れするようになるらしい。割れたら最後だけど、育てる愉しみもあるものね。そして何より陶器のモールドは熱伝導が良すぎないせいだろう、ケーキやパンの中がふっくら焼ける。

さっそく油を塗ってまずは10分空焼き。それからケーキを焼いた。アニョー・パスカルのレシピは通常バターがあまり入らないらしい。小麦粉60g、卵60g、砂糖40gに対しバター10g、または全く入らないものもあった。わたしはレモンの皮を擦り下ろして入れてみた。焼きあがったパスカルはまるで生まれたての羊のように温かく愛らしい。ずっとどこかに飾っておきたいがケーキだしそうもいかない。うっとりと1日眺めてナイフを入れた。見た目だけじゃない、味も抜群だ。ミルクとよく合う。朝食に最高だ。

おなかがすっかり大きくなった妹に会った。ずっと父親になる人との関係の問題が片付いていないと母伝手に聞いて心配していたのだが、それはわたしの取り越し苦労だった。"お母さんになる"、ということが全てで、その他のことは取るに足らない些細なことのようだった。強さと自信に満ち溢れていた。妹のこんな逞しい姿を見るのははじめてだった。


Michelina |MAIL