おうち鑑賞

2014年10月06日(月) 『シン・レッド・ライン』

テーマがテーマだけに踏み絵を踏む気分になる。
テーマに意義はある。だけど作品自体は全然良くないと思った。島の丘陵を進軍して行くアメリカ陸軍C中隊のシーンは、その先に日本軍陣地がある緊迫感を感じない。空舞台に向かっている一人芝居のよう。全体通して画面から伝わってこないのに勝手に音楽だけ盛り上がっている感じ。独白がよく分からない説明台詞になっている。人物描写が大まかでキャラクターがよく分からない。物語の本筋に絡む日本軍の捉え方からして、この作品の薄さが窺える。それに個人的に、ショーン・ペンって上手い役者さんの部類なのかもしれないけど、いいと思わないんだよなー。詰まる所は当たり前だろうけど監督、演出の問題。


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Barbara [MAIL] [バイオトープの庭]

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