月に舞う桜
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★合計14冊 155. ジャン=バティスト・グリナ『ストア派』 156. ノーマン・G. フィンケルスタイン『ホロコースト産業 同胞の苦しみを「売り物」にするユダヤ人エリートたち』 157. ロバート・B. チャルディーニ『影響力の武器 人を動かす七つの原理(新版)』 158. 東野圭吾『おれは非情勤』 159. 安部公房『終りし道の標べに』 160. 山崎雅弘『この国の同調圧力』 161. サミュエル・バトラー『エレホン』 162. ミシェル・ウエルベック『服従』 163. ナオミ・オルダーマン『パワー』 164. ローズ・マコーリー『その他もろもろ ある予言譚』 165. エヴゲーニイ・ザミャーチン『われら』 166. まさきとしか『あの日、君は何をした』 167. 東野圭吾『魔女と過ごした七日間』 168. まさきとしか『彼女が最後に見たものは』
※数字は1月からの通し番号
ディストピア小説を集中的に読んだ。 ナオミ・オルダーマンの『パワー』とエヴゲーニイ・ザミャーチンの『われら』が特に良かった。 現実に嫌気が差して仕方ないときは、ディストピア小説やえげつない殺人事件の話を読むのがいい。どんなに酷い話でも、それが小説なら、現実よりは遙かにましだ。酷い話を読むことで、酷い現実からしばし逃げる。毒をもって毒を制すみたいな感じか。 他には、まさきとしかの三ツ矢&田所シリーズがとても良い。まさきとしかは、櫛木理宇に次いでお気に入りの作家の一人になりそうだ。
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