黙光蓮華
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2005年03月17日(木) 人形さま巡り

 デイケアで人形さま巡りに行ってきた。おいしいと評判のラーメン屋で昼食をとり、私はチャーシューメンを頼んだのだが普通のラーメンとの違いがチャーシュー3枚だけと知り、それで170円も違うのでちょっと損した気分になる。人形は主に町屋の商店街にあり、赤土でできた大浜人形などを見てきた。古くは明治時代から受け継がれてきたものもあるそうだ。三人官女の眉毛のない人形をQ子さんと探す。「トリビアの泉」によると眉毛のない人形は既婚者なのだそうだ。喫茶店にも人形が飾ってあってQ子さんと二人で行くとなにかデートでもしているような気分になりちょっと嬉しくなる。ウズベキスタン人形もあり、行く前は呪いでもかけられてるんじゃないの? とか言っていたが見てみるとニコニコした楽しげな人形ばかりでほっとする。ちょっと離れたところにペコちゃん人形があり、昔のペコちゃんはうつむきかげんで顔も黒く悪巧みしているような感じであまり印象は良くなかったが、年々、改良されているようでだんだん顔が丸くなり、目もよりかわいくなっていた。人形さま巡りと一緒に堆朱なども見てきた。人形もそうだけど堆朱も職人の技術がすごい。努力に努力を重ね、常人では打ち破れない壁を乗り越えてきた人たちが作った作品ばかりだ。芸術で食っていくには相当の努力が要求される。生きていくのは大変なことで苦労することも、それが好きでやっていることであれば幸せなことかもしれない。堆朱の職人の言葉に「木というものは正直で必ず彫っている人の個性をみせる」というのがある。自分自身を表現すること、それが他者に感動を与えるほどにまで高めるところが素晴らしい。

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