月兎の日記
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2005年08月18日(木) 帰省中です。(wataru)

7月に帰省する予定が忙しくてのばしのばしになっていたのですが
コミケも終わり一段落したので実家に帰ってきました。

やはり実家は落ち着きます。大自然に囲まれて空気はオイシイし
緑はきれいだし、完全にリセットされました。

別になにかをするわけでもなく、ただただ自然を眺め鳥を眺め、
空を見上げ、珈琲を飲み、タバコを吸って、そんな生活を送ってます。

ここしばらくゆっくりと考え事をする余裕もなかったのでとても有意義な
時間がすごせました。

実家のノートパソコンから接続してるんだけど実家はいまだにISDNで
ネットがおそいおそい。
昔ISDN使ってて「早いなぁ」っていってたのがウソのようだ。

そんなわけでテクノロジーの進歩は日進月歩で今日新しくても明日には
古くなってるんだから、なんかせわしない感じがする世の中です。

音楽の世界でもどんどん新しい機材やソフトが開発、発売されて
便利に手軽になっていってるけど、その反面、個性というのは少しずつ
薄れていってるのかな、とも思います。
誰でも簡単に出来てしまうことが工夫や努力をさせなくなってしまってる
というか。もちろん、現時点での工夫や努力は明日への発展に繋がるの
だけどそれまでの過程を通り越していきなり最終地点に到達してしまう
ことは良くもあり悪くもあるのではないのかな。

80年代って、そういう意味でも面白い時期だったのかもしれない。

今よりもはるかに不便な機材、機械をそれこそ試行錯誤の繰り返しで
他人よりも個性的なものを求め、追求してきたわけだから。
今は昔よりもはるかに便利で素晴らしいはずの機材を使っているはずなのに
出てくる音は全然新しくない。そう思っているのはワタシだけじゃないと
思う。本当にいいものって、機材でもなく環境でもなくその人のセンス
だから。以前、若手のクリエーターにどんな機材がお勧めかと聞かれて
こう答えました。

「なんでもできちゃう高い、今の機材を買うなら、10年前の少し不便な
安い中古の機材を3つ買え」と。

そして「本とかで理解するんじゃなくて機械をいじって勉強しなさい」と。



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