neco - 2010年09月22日(水) 青白い夜に出会った 屈託のない笑顔なんか笑い飛ばして あのコーナーを曲がって あのコーナーが呼んでいる きっともう出会うことはないだろう 一度きりでそれ良いって思えばそれまでだろう ... お釣りの話 - 2010年05月29日(土) コミュニティの話。外国人の話。やっぱり待っているのかな。 人を。 どうして待ってられるのかな。 いっぱい人がいるのに。誰だって構わないんじゃない。 人を呼ぶとそこには黒くて大きな男がいた。 ロッジの裏でタバコをふかしてた。 出番までは3時間あった。 緑々しいガーデンの空気を吸いながら、大きく深呼吸をした。 等身大という言葉がずっと引っかかっているみたい。 その男は自分の2倍くらいあると思った。巨人みたいに。 耳に大きな釘を当てて、一言中国語のような言葉を発した。 何と言ってるかわからなかったが、ひんやりとした釘の感覚が 脳を覚ました。 深い青のカーテンの中で君が待っていた。 ... 航海し続ける尼とネコ - 2010年04月17日(土) 行楽の帰りにしんどくなってベンチに座った 腐った木材が適度に湿気ていていた 森の中、霧の中、お昼過ぎなのに人気がない 暑くも寒くもないその場で、急に槍が降ってくる 一本の大きな槍 自分の真上に落ちてきて直撃したと思った瞬間、その槍はもうなかった 冷や汗が背中を伝い、無意識に背筋を伸ばしていた 頭はクラっとしたが、持ちこたえた 鳥の鳴き声が急に大きく聞こえるようになったような気がした 気がしただけかもしれない 永い眠りに落ちようと考えた3秒前の出来事 ... 思い出せるだけ - 2009年10月17日(土) 嘘をたくさんつく ここ1ヶ月で修善寺、軽井沢、那須に行った 洋服も買った 楽しいことしてる 心のなかの空っぽがそれでも忘れた頃にやってくる いつまで感じるのかわからない 今は今でバランスがとれているとも思ったが、 やっぱり真剣に築いていない城は壊れるほど 忘れたもろいとかそうゆう言葉 ... ふつうのひと - 2009年05月16日(土) 音が聞こえなくなる 息ができなくなる 重く、ぬるい、湿っている なにもできない これは嘘? ... 日記を書く - 2008年11月28日(金) 歌を歌えないことをこうやって書くのかな 一見すべてをさらけ出しているように見える それでも彼女の言葉は自分を守るための要塞だった ... エーオーアイ - 2008年11月03日(月) 想像想像想像 構想 脳 嘘 宵 無為 台無し 帰って途中の橋から飛び上がる鳥 午前二時に戻ると そのまま消えてしまった ... よく晴れた小径 - 2008年10月29日(水) 気がついたら日記を書いていた あの日のことをわりと正確に覚えている 着いたばかりの上海のホテルからコンビニに出かけた 帰り道にものすごい雨が降ってきて 近道をしようとしたら帰って遠回りで 結局マンションの下で雨宿りして 大雨に撃たれて帰った 記憶なんてそうゆうところしか残らないかもしれない 田子坊で見た綺麗な白人さん ファーストフードショップの愛想がいい店員 新入荷の段ボール箱を毎回出してくれたCD屋の兄ちゃん それは2ヶ月以内の記憶 2年前にはどこにいただろう 地下鉄がものすごい勢いでできる わからない ものすごく晴れた昼下がり いつ、あればいいんだろう いつ、幸せとか思うんだろう 求めたくない 無駄だから 偶然、通りがかって、気づかないフリをして、 またはじめにもどる ... いつもそう - 2008年10月26日(日) ことばがでない ... ノピア - 2008年10月25日(土) 夜に沈んでいく いかれてないうちに外を目指す もうだいぶ見ていない 部屋は落ち着く 隣の窓から重低音と風船が 霞んで見えないくらいの肩ごしに 健康的な言葉を聞いた もう帰ってこれない ...
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