カンナの日記

2004年11月11日(木) 夫との出会い

1997年3月27日。私は夫と出会った。場所は新宿東口。
私の短大時代の友達が主催した合コン。
夫の第一印象は「暗い人」だったと思う。ただ一瞬、何かドキッとした事を覚えている。その時はそのドキッが何なのかはわからなかった。
店に着き、ふと気が付くと夫が私の隣に座っていた。
その日の私は何故か?ミニスカートを穿いていたので、座ると膝上まで捲くれたスカートからはみ出している太ももが隣に座った夫からはまる見えだった。恥ずかしくて、つい、ハンカチを膝の上に置き、見えない様にしたのを覚えている。
夫と私は隣通しなのにも関わらず、全く話をしなかった。
暫くすると、夫が席を立ち別の人と席替えをした。
今度は夫が私の斜め前に座った。ふと顔が合った。私を見てニコリと微笑んだ。
その瞬間、私は恋に落ちた。凄くドキドキした。この気持ちは一体何なんだろう?
夫の優しい笑顔をボーッと眺めながら私は思った。
「あーこの人と結婚したら、きっと幸せになれるだろうな」と。
それから9ヶ月後に私達は結婚し7年の月日が流れた。
あの時の勘はハズレテはいなかった。夫はとても優しくて大らかな人だった。この7年間、夫に怒られた事は一度もないのである。



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カンナ