WORKS クリエイティブは何処から
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もう先週なのですが、 ようやくどうにか着物のリフォームが終わりました。 昔買った夏のスーツがきつくなったので、代わりに大事な打ち合わせに着ていこうと思い、 先週の土曜と日曜(夜中3時ごろまで)で縫ったのです。
素敵でしょ。
やった!と着てみたら、なにかが違う。
ん〜、なんか、どことなく本と違うんだよなって思ったら 違うのは私だ。 これって太って見えるんです。
太って似合わなくなったスーツの代わりに縫ったこれが、太って見えるってどうするんじゃい!
ということで、この日の打ち合わせは紺のスカートに白いシャツで出かけました。
これは、GW中に窯に入っていた傘立て。うまくいったかなと思います。 みみの下に穴をあけてあって、 香を楽しんだりするのに使います。
現在、パンフレットを2冊進行中です。 スポンサー、1件は伊東です。異国情緒いっぱいの伊東の風景。 やったねと思ったら 右下に、しっかり日本語で書かれた看板が写ってました。
月に一度くらいは更新しようと思いつつあと数分で4月も終わってしまう。 今月も忙しかったなー。 日付が変わらないうちに更新しなくちゃと思い、せかせかと書いています。
<仕事> 今月、TVCM2本フィニッシュしました。写真のコンテはこの連休中に静岡で夜中の時間に流れるもので、 話があってからフィニッシュまで、実に4日で仕上がりました。 他の1本の制作にかける時間や費用と比べると、多分60分の1くらい。(正確には知らない) でも、なんだかかわいらしくまとまったので、今週届く仕上がりのDVDが、これはこれで楽しみです。
<着物リフォーム> 型紙に合わせて、布を裁ちました。布を裁って気付いたのですが、布幅が決まっているので、裁つのも縫うのも楽そうです。が、この先にいつ進めるのか。
<陶芸> 連休中、傘立て1本、自然釉の窯で焼き上がる予定。昨日窯づめしてきました。 中庭に作る予定のアトリエの図面を書きました。(自分で)見積もりが来るのが楽しみです。
<音楽> もう一枚の写真は、高校時代に友人の紹介で聞いたロックグループカンサスのもので、 レコード持っていますがCDをみつけたので即購入。レコードにはないライブのものなど2曲収録してあるボーナストラックでした。 こうしてCDなんて聞くと、やっぱり制作費かかっているものは、実力が発揮されているなーと思うと
たくさんあればいいもの出来るというわけじゃないけれど、 制作費はやっぱり、なるべく多くあるほうがいい。
毎週観ているテレビ番組にフジテレビの報道特集があるのですが、今朝は、東京都知事選の候補者4名の討論を聞きました。石原現都知事が候補者の浅野氏に対して、千倍の人脈を持っているという発言をするのを聞いて、つくづく人には生きているステージの差があるものだなど考えました。このごろ、自分には少々荷が重い仕事を進めているせいか、なんだかとてもこの石原発言が身につまされて、自分がひどく小さくて狭い世界で生きているように思え、それでも、今生きているこのステージで精一杯やるしかないのだなど自分で自分を励ました朝でした。いつもどちらかというと、相手が誰であろうと、また、どんなステージで生きていようとも、幼稚なまでにものおじしない自分なのですが、どういうわけか今朝のこの一言は先月下旬くらいからの暗く沈んだ気持ちに、さらに錘をかけたようです。別段、仕事で失敗したわけでもなんでもないのですが、むしろ周囲のスタッフのおかげでうまく進行しつつあるのですが。一瞬だけですが、かなり心の深いところまでぐさっとつきささりました。気持ちのどこかで、もう少し、仕事のステージを高いところへ持って行きたいという希望を持ち始めたからなのかもしれません。でも、それが幸せにつながることなのかどうかはわかりません。そしてまた、そのための具体的な努力を始めようともしておらず、ただただきっと、祈るように、今ある仕事のひとつひとつを大切にしていくだけなのですが。
最近出会った本に、とてつもなく成功しようと思ったら、大きな犠牲を払わなくてはならないのだということが書いてあったけれども、こうしてここでくらして、身近な大切な人たちの幸せを願いながら、また仕事も目標通りに得ていこうなんていうのは『漁師と金の魚』みたいなもんだなと思うのですが、人間ですから、ときどきこんな気分になったりもします。
写真は、今日討論会で石原慎太郎と激論を戦わせた黒川紀章の設計 国立新美術館です。 今月8日に東京へ出掛けて、打合せの後に寄って来ました。これまでみた現代アートの美術館の中では、圧倒される重みを建物に感じました。駆け足で、展覧会をひとつだけ観て来ました。また、大好きな藤田嗣治作品に会えました。
こちらの写真は、3月3日に仕事で御殿場へ行った時に写した、秩父宮記念館にある、宮様の使っていた陶芸の工房です。わずか20坪に無駄なく窯、轆轤のある仕事場、農機具置き場が配置された古い工房です。この日の仕事は実は午後からだったのですが、この工房が観たくて、朝も早くから出かけて行って、工房見学だけで一時間半も費やしてしまいました。
偶然ですが、こうして2枚並べてみると、私のいるステージは、やっぱりこちらの工房なんだなって、それを心地よくも感じて今日を終わろう。
金曜日に誕生日というのは久々な気がします。今週は実働4日の割にはせわしなく、今日もあとからあとから新規の話が舞い込んで、原稿制作その他、今日やる予定だったことがすっかり休日へ持ち越しで、「誕生日プレゼントに仕事持ち帰ります」状態です。
仕事もそうですが、用事を沢山こなせばこなすほど、時間の流れが遅く感じられて、充実感があると気付いてから、小さな雑用まで数に入れてスケジュールをいっぱいにして暮らしていますが、昨年2月にフィニッシュした作業が今年は3月にずれ込んだせいか、時間の流れが早く感じて、なにもしていないうちに2月が終わりそうな気分でいるこのごろです。ほんとはその分いろいろやってはいるんですけど。・・いつも思うのですが、リアルな時間の流れと時間の流れる感覚って、ずいぶん違いますね。
今日、誕生日の記念に、本日打ったメールのうちからひとつ記録しておこうかな。こんなメールを打っているんですよ。振り返ると平和に過ごした一日でした。
△△様
お世話になっております。 お忙しそうですね。 すぐお送りしようと思っていたのに 今朝のお電話がこんな時間になってしまいました。 写真お送りしますのでよろしくご手配のほどお願いいたします。
望月△△子
追伸 *22日あたり、KーMIXの講習会に出席することになり ひさびさに、地元で娑婆にでます(笑) 浦島太郎みたいですね。もう玉手箱はあけましたよ。
2007年01月31日(水) |
風の宮の由来と仕事と猫絵 |
<おはなしの外側を描く> 今年ふたつめのワークは、猫の絵になりました。ときどきラーメンを食べに行く、富士市にある「とん忠」さんが主催している猫絵展に出品するためです。昨年は鉛筆デッサンに水彩絵の具で淡い色をつけた、かなり真面目路線でしたが、今年はもっと自由に愉しく描こうと考え、『ながぐつをはいた猫が長靴を選んでいるところ』をテーマに、昔飼っていた白猫をモデルに描きました。白猫なので、黒い紙に描こうと最初は思っていましたが、バックに黒い地塗をすれば良いのだと思い付き、最初に紫色、その上に黒を重ねて背景を作り、その紙に白いサインペン、購入したばかりのダ−ウェントのアーティスト色鉛筆(これを使ってみたかった)、ダマートと、素材もメディアミックスになりました。描きたい絵を好きに描くっていうのは、とても愉しく、そのためにも、デッサンの練習は続けたいなと考えた先週の日曜でした。
<JOB> 今年もおかげさまでひびのこづえさんとお仕事をさせていただくチャンスをいただきました。こうしてキャリアを重ねると、毎日の仕事の殆どが「クリエイティブという名のルーティンワーク」の中で、思い掛けない発想や展開が(ときどき、冷や汗も出ますが、その分何倍も面白く愉しい)期待できる『ワーク』と個人的には呼んでいる数少ない仕事のひとつです。とくにひびのさんのコンセプトの詰めや決断と実行の早さには学ぶべきところが多く、今年で4作目になりますが、いろんな意味でおおきく刺激をいただいているところです。
<風の宮さんの立て札> もう10日程前になりますが、晴つづきの日曜の朝、約束の立て札の写真を撮りに出掛けて来ました。 ++立て札の内容++ 南松野村の郷祭りとして五穀豊穣を祈願し、風害から農作物を守るための風祭り、南松野村全体の祭りとして、毎年7月25日祭典が決められている。風神宮から対面する狐石まで約400m余りの大注連縄を張って、風害のみならず悪鬼・悪病が村中に入らないよう、村境であるここの場所で防ぐ塞神信仰とも集合した奇祭である。 ++++++++++ *注連縄 *塞神信仰
私の暮らす富士川町の松野地区には、そこかしこに神仏や石塔が祭られ、また伐採してはいけないと言い伝えのある『境木』と呼ばれる大木も残っています。富士川を挟んで隣になる富士宮市の沼久保地区は風致地区指定ですが、こちらも独特の景観が残っています。昨年はウォーキングもさぼりがちな一年でしたが、今年はまた、あちこち探検してみたいものだと思います。
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