けろよんの日記
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2025年01月26日(日) |
ミュージカル グリース 劇団ユメノイト第三回公演 |
昨年8月の第二回公演から早くも三回目。 すごいペースです。
モーツァルト! ロミオ&ジュリエット と来て 今なぜグリースなの???と疑問でした。
グリースって自分たちの年代だと1978年の映画なんですわ。 ジョン・トラボルタ とオリビア・ニュートンジョンのやつ。 トラボルタは「ヘア・スプレー」の映画版でヒロインの「母」役をやっていた人。
なので映画だと思い込んでいたのですが、元は1971年に制作されたミュージカルが後ほど映画化されたようです。ついでに言うと2021年には日本でも舞台上演されていた模様。(勉強になりました。)
1958年のアメリカ。 とあるハイスクールを舞台に不良グループのリーダーと品行方正なお嬢様、 そして周辺の若者の恋模様を描く青春群像ストーリー
本題とは関係ないけど、宝塚歌劇で”Razzle Dazzle”のマチネみた後の はしごで、宝塚の方が1950年代のロサンゼルスの話だったので いわゆる50S をはしごしたわけだ。
前振りがむやみに長くなったけど、なぜグリースなのかの回答は わかりました。楽しい&登場人物が多い。そしてザ・青春。 いやあ甘酸っぱい。大人ぶってるけどまだそこまで大人じゃない時代。 出演者の方々も大変だっただろうけれども楽しかっただろうなあ。
3回目公演の全体の感想 ・出演者が増えた。(しかも皆さん芸達者) ・ダンス・歌・男役さんのクオリティがさらにアップ。 ・こんだけ出来る人が増えたら役の多い話がいるよねー。
ダニー&サンディ 冒頭は主役の2人の海辺のデュエットで始まる。既に甘い。 ダニーは男役さん(敢えてこう書く)、男の面子を大事に しすぎてサンディへの扱いが酷い。サンディなんでここまでされて・・・と 再々突っ込みを入れたくなったが、彼の表情や仕草にそこはかとない 可愛げがあってアカンと思いつつ離れられないんだろうなあ。 サンディの”No means No!”を(渋々でも)受け止めて、逆切れも 対してせずに反省&UPDATE。よい子やん・・・。
よい意味で印象が変わったのがサンディ。 てっきりドアマットヒロインかと思ったら、いやいや。 ダニーにも女子不良グループの面々にも流されてそうで 毅然とNoはNoといえるシーンが何度かあってこうでなくっちゃ!と。 イメージにも合うし歌も上手い。最後の変身のシーンはもっと大胆に やってもよかったかも。もともと清楚だからか化けきれてない。 賢者の贈り物的なイメチェンも結局女子の方があわすんかーいと 思わなくもなかったんだけど、サンディの中の「やってみたい」が 感じられたのがよかった。
ケニッキー&リッゾ ケニッキーの中の人がイケメンだった。(水美舞斗か綺城 ひか理かって) クールでカッコいい車好きな美味しい役どころにぴったり。 彼女のリッゾ、情に厚いけれど蓮っ葉ないかにもレディースにいそうな感じ うまー(褒めてます)と感心していたらモーツァルト!ではナンネル役だった 模様。真逆・・・すご。
T-BIRDS・PINK LADIESの各メンバーもグループのわちゃわちゃな中に それぞれのキャラクターを丁寧に演じられていて、みんな可愛かった!
グリースのいいところは登場人物が沢山いて、その多くに見せ場があるとこ ろだと思う。 ミス・リンチ(劇団ユメノイトさんの花總まり。大好き)と ミスター・ウィルキンの先生然としたスタイルとか。 ヴィンス・フォンテーンの人、すごいええ声やった。 チャチャ役の人のダンスもプロ?って踊りで劇団の踊りのクオリティが 上がった一環なのかー?とか。 ユージーン&パッツィの2人、こういうのコミックリリーフっていうの?? 場を盛り上げていた。アクションも秀逸。 前回のロミオとジュリエットの主役はチアリーダー役でポンポンもって 踊ったりスタンツしてたり、皆勤賞すると、こんなところにこんな人が とウォーリーを探せ的な楽しみがある。 50年代風の可愛い衣装も沢山みられてよきでした。
一週間空いてしまったので記憶曖昧で書き切れなかったことも多いけど とりあえずここまで。
次回公演は満を持してオリジナルミュージカル。 また有料化するとのことで期待値が上がります。がんばれー!!!
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