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過去未来目次手紙



2005年07月22日(金)  鋼映画シナリオブック感想。


シナリオブックで色々不明点が補填されたので感想追加!
つーかページ足りないからか、本公開シナリオと、プロトタイプシナリオが両方収録されてたんですけどね。


プロトタイプの方が良かった・・・!!!


だってラースがさ・・・!
師匠がさ・・・!
本公開版だと、師匠が死んだっぽいことを何となく感じてタブリスにやって来て、そしたらもう師匠は死んでて、お墓に埋葬されてて、そこから動けないでいるって、すげー哀しいもの。
哀しすぎるもの。
プロトタイプ版だと、同じく感じ取ってタブリスにやって来たけど師匠はギリギリ生きてて、再会して、逃げようとして貴方のおかあさんでしょ!ってウィンリィに止められて、そんで抱きしめられて、本当の命をあげるって言われて、師匠はラース抱きしめたまま死んじゃうっていう・・・


哀しいけど、でもだって、死に目には会えているもの。


言葉も交わせたもの。
そうです試写会ではラース哀しい・・・ばかりだったけど、師匠も相当哀しいエンドじゃないか。
すれ違いにも程があるって話です。
そんでこのシーンが本公開版だとなくなっているのだよな理由が、エドアルの尺のためと、アルが死に際の師匠を置いて旅に出ちゃってるのが生々しく伝わっちゃうぜってのと、


ラースが自分を触媒にアルに門を開かせる理由がなくなっちまうぜ


って・・・オォォオィ!!!
いや、わかってます・・・わかってますこの映画はエドアルのために作られたものだって、わかってます・・・
そしてそれで満足してたんです・・・
でもさ!そんな理由で削られちゃって、私、ちょっと泣きたいかな!!
あとラースの台詞が尽く削られてて・・・
食事シーンとかもあったのに・・・
アルとかウィンリィとの会話もあったのに・・・
全部削られて・・・



『それに、こんなにラースがしゃべってしまうとラースの最後がちょっとつらいかなというのもあって削っています』



だったらあんな惨い最期にしないで下さいよ・・・!!!
いいよ!自分を触媒に門を〜はいいですから!
何ていうか・・・赤い石を食べてパワーアップしたんなら、グラトニーを錬成陣に押さえつけて今だ!みたいな・・・
あんな酷い、惨い、ことしなくても、いいじゃないですか・・・
あげなちっこいこどもになんてこと・・・

orz


あとアレですよーぅ・・・
ラースがアルに自分で門を開けっての・・・もう誰かが自分を代価に門を開く姿を見たくない、ってのと、ママに会いたいってのが台詞として語られてた部分な訳ですが・・・



ラースは、師匠の子供で。

エドとアルも、師匠の子供みたいな存在で。

だからラースにとって、エドとアルは、兄弟みたいな存在で。

ラースは、自分の兄弟たちを守りたいと思った。



・・・って!!!
何だそれ!ラースそんなこと考えて・・・TV版では覚醒した途端兄弟からロクな目に遭わされてないのに・・・
けなげ!いいこ!だいすきだ!
そうだよね、スロウスの前じゃ覚醒前の無邪気なラースだったもんね、あのラースはちゃんと残ってるんだよね・・・
エドアルをお兄ちゃんって呼んでたもんね・・・
師匠への愛憎半ば、はバレバレだったけど、そっか、エドアルにも愛憎半ばだったのか・・・
もうなにこのこ・・・
アルは記憶がないからともかくとして、エドとかラースのことぜってー忘れてるよ・・・アルが言うまで忘れてたよ・・・
なのにラースは・・・ラースは・・・


あぁーもう、大好きです。


確かシナリオブックだかファンブックだかで師匠の子供ってことは僕たちの兄弟みたいなものだね!ってアルが言うシーンがあったよなぁ、とかね。
削られちゃったけど、それがここになってやってきちゃったよっていう。
もうー。
ていうかここに来てますますラースが愛しくなるような描写されてでもだって終了ってひでーなーって思いました。
ラースすき!だいすきだ!!!




そしてハイデリヒの幸の薄さが益々UPで泣けた。
エドはちゃんと錬成出来たかわからないアルの身代わり的扱いをハイデリヒにしてたから錬金世界でアルが生きてるとわかった以上必要ない存在とか。
ノーアに惹かれてたけどでもノーアはエドが好きだからエドにはちゃんとノーアを見てあげて欲しいとか。
どうかと思う報われなさだ。
そんで最後はエドを錬金世界に帰すためにロケット射出して撃たれて死亡ってアナタ・・・

どうなの・・・

エンヴィーの最期がよくわかってなかったんですが、門を開いた時点で触媒となって消えちゃったのですね多分。
ラースが中で師匠に会えたなら、エンヴィーも中でホエパパに会えるといいよ。
仲良く喧嘩するといい。
でもエンヴィーはホエに一言すまなかったとか言われたら気持ちの上で許しちまいそうな感があるのですがね!
あいつファザコンだからな!
もういいんだ、ラースを筆頭にですが、ホムが幸せになってくれればそれでいいんだ。



さて、残すところ本公開での補填です!
あとDVDか。



2005年07月18日(月)  鋼映画試写会感想


ありがとうMBSってな訳で試写会に行ってきました感想。
まぁ、バレバレながら明らかにホム寄りラース至上主義なので、浮かれた楽しい感想は期待出来ませんよ、と。
ともかく吐き出さんと耐えらんねー!とかそんな感じです。
ハイ感想ー!!


監督の嘘吐きー!!!!!


む、昔さぁ・・・
何かファンブック的なアレでさぁ・・・

『ラースは師匠とエドの罪の形みたいな存在なのでそれを消して終わり、な終わらせ方はしないって決めてました』

とか言ってましたよね・・・
た、確かに死んではない、あれは死亡と呼べない終わり方だったけど、でもさ・・・!
私はラースに生きて幸せになってほしかった・・・!!
ほしかったよ・・・!
いや真面目な話、ラースがもっとも幸せエンドは師匠と和解して親子になってタブリスで幸せに暮らしました、なんだろうけどそれは無理だってわかってましたよ。
だってラースはホムだから、何年何十年もあのまんまだから、その内師匠もシグさんも死んじゃって一人ぼっちで何よりそんな云十年も姿が変わらない子供が一所で暮らすなんて出来ないことですから。
無理だって、わかってましたよ。

でも受け入れられるかは別じゃないですかー。

そんな訳で仮初でもいい、幸せっぽいエンドであってくれればそれでいい、と臨んだ試写会ですが、



序盤で、師匠、既に埋葬後。



ぅおぉぉーい!
えぇ、えぇ、その段階でラース生存エンドは有り得ねぇなと諦めましたよ私。
諦めましたよ。
師匠が死んじゃってる以上、ラースも死んでなんかあっちの世界的なところで一緒に・・・とかファンタジックにご都合終了しかねーなって思いましたよ。


でもあの消え方はないと思うんだ・・・!!!


巨大化したマジ化け物状態のグラトニーに、横から喰いつかれてって・・・・・・
すっげぇ、痛そうでしたよ・・・?
なんかもう、効果音もすごかった!すごい生々しい音と派手な音と小気味いい音が交じり合ってすごかった!!
鋼って、まぁそこそこ惨い死に方するキャラ多いけど・・・
ラースが一番酷かったと思うの・・・
だって惨死キャラって大抵即死じゃないですかー!痛いと思う間も無く系で死んでるじゃないですかー!!


ラース、喰いつかれてから、錬成されるまで、長すぎ。


もういいもういいもういいからアル早いトコ手パンしてよぅー!!!!と大恐慌でしたよ。
そりゃ涙も止まりませんよ。
ていうかアルは何でグラトニーVSラースの戦闘をスルーしてるのかなぁ・・・
別にラースと仲良しこよしじゃなくても、そこは普通手を貸して然るべきところじゃないのかなぁ・・・

不憫すぎる。

だってラースぶっちゃけ戦闘経験もほっとんどない生まれたて状態スタートでスロウスで左半身爛れまくったりエドの手足もぎ取られたりした時とかすげぇ痛そうにスンスンしてたのに、さ。
ホムにも痛覚はあるんだよ!と。
しかもラースはちっこくて痛みの経験もロクロクないんだよ!と。
それがグラトニーに横からですっごい効果音でぐちゃぐちゃやられながら痛みを堪えてアルに錬成するんだ!って、おねいさん、どうしたらいいのかわかんねーですよ。


「お前はまた、自分を代価に兄を呼び戻そうとしている・・・そんなのはもう、見たくないんだ」


そんで自分を代価にしろって、もう、ね。
空白の2年間で何があったのかと、何がそんなにラースを大人にしたのかと、どうしていいかわかんねーですよ。
もう一度ママに会いたいって、わかんねーですよ。
わかるのはラースが今すっげぇ痛い想いをしてるってことだけですよ。
もうー!!!!!





でもまぁ最期、門が開いて中にいる師匠に抱きとめてもらって、ってのはきっと幸せだったってことにします。





そうでも思わないとやってらんないよ!
つーか何で師匠が門の中にいるのかなぁ現実世界側の魂のエネルギー的なアレは錬金術のエネルギーとして門の中に蓄積されてんだろうけど、錬金世界側の魂も蓄積されてんのかなぁでも何で人型保ってんだよおかしいなぁ。
突っ込んだら負けだ。
まぁグラトニーが門の代価でラースの存在の代価がそれなのかもしれないなぁ。

もう本当に、お疲れ様でした。


痛かった、頑張ったよもう!


てゆか、師匠がいきなり死んでてそのお墓のすぐ側に蹲ってるラースって、え、それはあの、ラースは、師匠の死に目には、会えたのかい・・・?
2年間マジ放浪してて最近フラっと来たら師匠死んでたとかそんなオチじゃねえよな・・・
つかホント2年間ラースは何をやって・・・
バカー!!!(落ち着けよ



映画自体につきましては私的には大満足だったんですよ。
軍部派でもなく、エドウィン派でもなく、幼馴染派でもない私ですので、ホムンクルスの処遇の一切に目を瞑るなら、非常に素晴らしい内容だったんですよ。
エンヴィーの生死不明っぷりとか。
ホエパパ結局エンヴィーはどうでもいいんだ!トリシャとその息子のことしか考えてないんだ!!とか。
大総統一人だけ活躍しまくりだな!とか。
そーゆーのを気にしなければすっげー大満足の終わり方だったんですだから余計にラースのことがな・・・!!!


エドアルエンドでいいじゃない。


あ、エドが錬金世界に帰ってきたぞーやっぱ再会ハッピーエンドかー・・・
と思ったらエドが一人で現実世界に戻りやがったーやっぱ離別切ない系エンドかー・・・
ってアルがついて来たー!!?現実世界ラブラブエンドだー・・・
三段オチにウケた。
いいオチだった・・・とてもいいオチだった・・・
アルエドでもエドアルでも、兄弟をカプに持っていきたい派じゃないんですけど『お互いの一番は兄弟』の構図に一番しっくりくるので満足しました。
しかしノーアの存在意義のなさはどうなのかなぁ、エドアルエンドにぶっちゃけ不要なんじゃないかなぁ。
最後のスカーとラストにはガッツポーズをしました。
いいオチだ!





ハイデリヒも相当不憫だけど彼は不憫なところが可愛いのだと愛する方向でいきたいと思います。


まだこちょこちょ不明な点があるので本公開後また感想書きまーす吐き出し!
本公開で追加映像とかないのかな。
あとOPがDVDジャケ画像だったんですけど何で13巻だけ出なかったのかなーって、13巻のジャケ絵は現実世界のエドアルだったからでした!
そーゆーオチかー・・・って事前にネタバレれてたらのかよ!と突っ込んだ。




藤本あずみ