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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年08月12日(水) BONTIME ぼくのぼんやすみ(その2) 53.9Kg, 9.2%
雨のち晴れ
地震の影響で東海道線が止まり、東名も通行止めになっています。そのせいか、台風のせいか、ディズニーランドは意外と空いていました。幸い雨にはならず、持っていった傘は一度も開かずに済みました。
アトラクションはあらかじめ子供たちに選んで貰いました。
「カリブの海賊」、10分待ち。
「ビッグサンダー・マウンテン」、80分待ち(実際は50分ぐらい)。
これにもう一度乗りたいという話になって、ファストパスをゲット。ピザとジュースで昼食。
「イッツ・ア・スモールワールド」、15分待ち。
「アリスのティーパーティー」、10分待ち。
これはいわゆる回るティーカップ。前の組で女の子が帽子を飛ばして緊急停止になりました。その影響かどうか知りませんが、僕らが乗っていたときにも原因不明の緊急停止。再開を待っていたのですが、中止になってしまいました。お詫びにと優先チケットというのをもらいました。どのアトラクションでいつでも使えるファストパスみたいなものです。
「キャッスルカルーセル」、10分待ち。
「ホーンテッドマンション」、90分待ちのところ、待つのが途中で嫌になったので先ほどもらった優先チケットを使用。
春にオープンした「モンスターズ・インク」のアトラクションに並ぼうと思ったのですが、あまりに列が長くて断念し、「スペース・マウンテン」のファストパスをゲットして、「グランドサーキット・レールウェイ」10分待ち。
それを待ちながら、ふと考えました。
「カリブの〜」と「イッツ・ア〜」を除いて並べると、こうなります。
ジェットコースター → ティーカップ → メリーゴーラウンド → お化け屋敷 → (この後)ジェットコースター → ジェットコースター
これじゃ普通の遊園地に来ているのと変わりありません。豊島園や富士急ハイランドとどう違うんだよ。考えてみると幼い頃からディズニー映画に連れて行ったこともないし、ディズニーの絵本やぬいぐるみを買い与えたこともありません。それでは子供がディズニーの世界観に馴染まなくても無理もありません。なんだ親のせいじゃないか。
だが別にディズニーの世界観にどっぷりハマらなくてもいいではないか。普通の遊園地としても十分ここは楽しい。十分に非日常=特別だ。ディズニーが特別の中でもさらに特別の地位を占めなくて、別にかまわないではないか、と思いました。
晴れてきたせいか人が増え、混み合ってきました。プーさんのお店でお土産を買い、ファストパスで「ビッグサンダー〜」に乗り、晩ご飯を食べに行きました。
近年導入されたというファストパスは、指定の時間に行けば待たずに乗れるのでとても便利です。逆に縛りにもなります。その時間に別のアトラクションに並んでいればアウトですから、中途半端な待ち時間が生まれてしまいます。水を撒く「クール・ザ・ヒート」のような屋外ショーの時間を調べておかなかったのは失敗で、右往左往するハメになりました。
(まだ続く)
2009年08月11日(火) BONTIME ぼくのぼんやすみ(その1) 54.4Kg, 8.3%
雨のち晴れ
子供たちから「クラスでディズニーランドに行ったことないの私だけだよ」と聞かされるたびに、(これはヤバいな)と思っていたのですが、ついに今年の夏、その要求に屈する(?)こととなりました。
とはいえ世の中はみぞうゆう(古!)の不景気で、おまけに我が家は世の中の2割強ともいう無貯蓄世帯なので、ディズニーランドに行くコストは極限まで削減しなければなりません。ホテル代節約のためには日帰りしかない。選んだのは地元の小さな観光会社が募集している、ディズニーランド日帰りバスツアー。1日パスポートと往復のバス代で1万円弱/人。子供の分は養育係に、お土産代は実家のばあちゃんに、だしてもらうとしましょう。
朝4時半に子供を車に乗せ、高速インター近くの駐車場で観光バスを待っていました。しかしなかなかバスはやってきません。じれた下の子が貧乏揺すりを始めました。僕の車はサスペンションが柔らかいので、それだけで左右にローリングしてしまいます。あまりやられると酔います。
「おい、ヤメロっ!」
「えー、もう私揺らしてないよ」
「だからヤメロって」
「私じゃないってば、ぶー」
おや、目の前の電線まで揺れている。なんだ地震かよ。
その時静岡では震度6弱だったそうです。のぶさん大変でしたね。
おりしも台風が南岸上を東に進んでおり、いつ暴風になってもおかしくありません。おまけに東海地震の前兆のような地震。先行き不安な出発でした。
バスは二階建ての観光バスでした。インターのたびに高速を降りては、あちこちの集合場所の客を拾っていくので、遅々としてはかどりません。バスの中で眠る算段をしていたのですが、甘かったですね。10時前にTDRの駐車場に着く頃には、下の子が「バスに乗るだけで見る前から疲れちゃった」という状態でした。
しかし、前の晩寝ていなかろうが、バスで寝れなかろうが、疲れていようが、中に入ればテンションが上がってしまうのが良いテーマパークです。ディズニーランドもその例に漏れません。
(つづく)
2009年08月10日(月) 盆休み 53.4Kg, 6.7%
晴れのち曇り
53.4Kg, 9.0%
曇りのち雨
朝寝坊をしていたら、仲間からの電話で起こされました。
「お仕事中すみません」
いえ、仕事じゃなくて寝てました。すでに盆休みなのです。
東京方面から9人が長野に来ているのだそうで、観光かと思ったらステップの本の読み合わせだそうです。夜に近くのミーティングに来るというので、出席を約束して電話を切りました。そしてまた朝寝。
昼頃起きて仕事。土曜も少し仕事してました。そのぶん平日楽をしています。午後にはソフトと説明書ができたのでメール送信して、「どうしてもお盆前に」の仕事は完了しました。
それから、昨夜の地区委員会の議事録作成。5ページになったものを少し削って4ページに。
ミーティングのテーマは「ステップ1の無力」でした。終わった後にアフターに誘っていただいたのですが、明日は子供たちと日帰りでディズニーランドに行くため朝早く、まっすぐ帰ることにしました。
2009年08月08日(土) 性的要素 53.4Kg, 6.7%
晴れのち雨
ダンナが逮捕されるとき、のりピーは「それは下半身の薬です」と言ってかばったのだと報道されていました(精力剤としている記事もありました)。
人が覚醒剤にハマっていく過程に、性的要素は欠かせないものだと思われます。
気分が爽快で疲れ知らず、眠気を感じずに勉強や仕事がはかどる。おまけに食欲が落ちて楽々ダイエット。ということばかりでなく、性的快感の増進あればこそハマるのだと思います。ただ、薬の経験談でも下半身のことはあまり表に出てこないし、第一ガキどもに「シャブやってセックス(オナニー)するとすげえ気持ちいい」なんてことを教えてもいけないので、各種メディアでは伏せられているのでしょう。
セックスは条件によって気持ちよかったりイマイチだったりするものです。大好きな人との興奮できるセックスは、快感も満足感も大きなものですが、毎度そう良い結果が得られるとは限りません。そのために、その方面で努力を惜しまない人もいます。
ところが覚醒剤をうまく使うと、手間を省いて大きな快感を得ることができるのだそうです。
そんなわけで自分の性的能力に自信がない男が、自分が薬を使うばかりでなく、相手にも勧めてしまう。女の方も「自分が感じないのは女としての魅力不足ではないか」と考えて受け入れてしまったりするのだそうです。
ハマりやすい人というのは、(性的な意味でも)地道に自分を磨いて成果を得ようとするよりも、手っ取り早く果実をもぎ取りたいというタイプかもしれません。
はたしてのりピーダンナがそうだったのか、あるいは六本木ヒルズのマンションに全裸女性を置いて去った男優がそうなのか、それは確かめようもありません。個人的には、のりピーも矢田も男を見る目がない、と思うんですけど。
2009年08月07日(金) 宝くじに当たったら? 53.1Kg, 8.1%
曇りのち晴れ
ミーティングの後、ガストでアフターをしていたら、
「宝くじで3億円当たったら(酒を)飲んでしまうんじゃないか」
という話になりました。
どうして宝くじが当たったら飲むのでしょう?
3億円と再飲酒と何の関係があるのか、わかりません。
せっかく幸運に恵まれたのに、酒を飲んでそれを台無しにしようと思うものでしょうか。
そりゃもし僕が当たったら、さらりまんをやっているのがバカらしくなって働かなくなり、労働の価値を軽んじる人間になってしまいそうな気がしますが、それで飲まないでしょう。
次はオータムジャンボか。
2009年08月06日(木) ああ面倒 53.1Kg, 8.3%
晴れ、暑い一日
7月はミーティングが8回、病院メッセージが1回、委員会が1回でした。
なんとなくAAの回数が減っている気がしたのですが、数えてみればそれなりの回数です。ではなぜ数が少なく感じたか、といえば「自分が司会をしていない、通常のミーティング」の数が少ないからでしょう。
8回のうち5回はホームグループのミーティングで、そしてなぜか毎回司会進行役を務めています。司会役は負担の重い役割ではありませんが、それなりの責任はあります。遅刻してはいけないとか、ミーティングが「それなりの雰囲気」になるように気を遣ったりとか・・・。
このグループを始める前2年ほど、ソーバーの年数がある人たちのグループでお客さんみたいな立場で楽をさせてもらいました。それで僕はすっかり怠け者になってしまったようです。ああ楽がしたい。
元々僕はAAがおっくうなたちで、「ああAAに行くのが面倒くせぇ〜なぁ」と感じているのが通常です。ただ、自分の内側に関心が向きすぎる僕にとって、ミーティングは外側に関心を向け直す良い機会であるのは確かです。なにごともバランスなのでしょう。
AAが夢みたいにすばらしくて、毎回いい気分になれるんだったら、そりゃ覚醒剤みたいで怖いよ。退屈で面倒なぐらいがちょうどいいんでしょう、たぶん。
某ブログより。
> 広汎性発達障害系の人でこじれつつ時間が経つと、幻覚妄想が出てくることがある。
なるほどそういうことか。
2009年08月05日(水) 最後の一杯が 54.0Kg, 8.7%
晴れのち雨
The farther you're away from your last drink,
最後の一杯が過去に遠ざかるほど、
the closer you are to your next.
次の一杯が近づいてくる。
そんなもんでしょう。
2007年問題、というのはこの年から団塊の世代が定年退職を迎え、様々な社会問題が起きてくることを指したものです。アルコール依存症の場合、仕事が支えになって依存症の悪化が防がれていた人が、退職して飲み放題になり病気が表面化してくることです。
病院メッセージにまめに行っていた頃の観察では、入院患者の中に「定年アル中」の人たちが一定数の割合で見られました。定年後1年か2年ほど大酒を飲み、奥さんや子供に頼み込まれて入院してくるのがパターンでした。
現役世代の人には、「仕事のために」「家族のために」酒をやめようという意欲が見られますが、定年アル中さんたちは断酒意欲が乏しいのが特徴です。
彼らは二言目には「現役の頃は大丈夫だったのだが、定年を迎えてからダメになった」と言います。まるで定年が悪の根源のようですが、聞いてみれば現役時代もちゃんと酒を飲んでいます。
酒が悪いのではない、また仕事を(あるいは仕事に替わる何かを)すれば大丈夫だ、と彼らは自分に言い聞かせるようようです。だが、定年後の飲んだくれで病気が進行していることを見落としています。退院して再び仕事や趣味に生き甲斐を見いだし、酒のトラブルがやんだ、という話は聞いたことがありません。
科学者のように統計を取ったわけじゃないので、この先は印象です。
奥さんが生きている限り、定年アル中さんたちは飲みながらでも生き延び、時々入院してきます。奥さんが亡くなってしまうと、福利厚生に問題が生じるようで、かわりに娘さんが入院させに連れてきたりするのですが、それも長続きせず、顔を見なくなってしまいます。
飲んでいようがいまいが、奥さんに先立たれると男は長生きできないようです。
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