心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年05月11日(月) お誕生日

朝/コーヒー・トースト・キャベツとウィンナーの炒め物・ヨーグルト・チーズ
昼/牛丼弁当並・おみそ汁(吉野家)・ごはん一膳
夕/ケーキ・本節らーめん(800)
夜/ピザパン・野菜メンチカツパン・ジュース
53.3Kg, 9.2%

(もう過ぎてしまいましたが)11日は、僕が四回目の精神病院を退院して二日後、何ヶ月ぶりかでAAミーティングに復帰した日です。あれから13年経過しました。
もうずいぶん昔のような気がして、まだ10年あまりしか経っていないとは信じられません。正直な話、当時の記憶はすでにぼやけています。AAミーティングで繰り返し話している経験談だけが、脳に改めて焼き付け直されているような状態です。そんなわけですから、酒でどんなに痛い目に遭ったとしても、時間が経過すれば「のど元過ぎれば熱さ忘れる」になるのは致し方ないことかも知れません(でも病気は治ってないぞ)。

とりあえずこの日付を「僕のAAプログラムが始まった日」としてバースディにしているのですが、2003〜4年頃にビッグブックのやり方と出会ったのが「僕の実質的なAAプログラムの始まり」だったと思っています。だが、まあそれは別の話。

たまたま月曜日は仲間の3年のバースディ・ミーティングでした。それが夕食に「ケーキ」が加わっている理由です。僕も下旬の自分のバースディ用にケーキを予約しなくちゃね。

アメリカでは数多ある12ステップグループのバースディ用に、専用のケーキを作ってくれるお店もあると聞きました。安価で良いそうですが、味もそれなりだそうです。

さて、前に済んでいたワンルーム・マンションに入居するときに、2年分の火災保険に強制加入させられたのですが、1年足らずで退去してしまいました。保険会社に電話をかけたら、中途解約の書類を送ってくれるそうです。例え5千円でも戻ってくれれば嬉しいです。
かように、在宅勤務は私用電話がかけ放題なわけです。


2009年05月09日(土) 田植え

52.8Kg, 9.8%

雨がちの天気が続いて心配していたのですが、田植えの日は無事晴れ上がりました。稲刈りと違って田植えは雨でも支障は少ないものの、やはり晴れてくれたほうが嬉しいものです。
兄が使う田植機は中古をタダでもらったもので調子が悪く、毎度トラブルを起こしてくれます。無事動いてくれるのか心配でしたが、今回は兄が3日前に整備をしていたので順調でした。
自家消費用だけの耕作なので午前中だけで終わりました。しかし、お昼を食べてすぐに帰れるわけもなく、午後は母の相手をするのが大変で、田植えそのものよりそちらのほうが疲れたかも知れません。(早めに帰ると、母は「せっかく来たのにろくに話もしていかない」とグチグチうるさいのです)。

さて話は変わって。
僕がたまにスポンシーに話すことのひとつに「苦しみは自分の心の中にしかない」ということがあります。
確かに世の中には良いことも悪いことも、正義も不正義も起こります。どちらかと言えば悪いことの方が多いような気がします。しかし、世の中に遍在する不幸せや苦しみに自分が巻き込まれて不幸になっている、と考えるのは間違いだと思います。
あるいは誰かのせいで苦しんでいるのだというのも同様です。
自分は状況の犠牲者なのだ、という甘美な自己憐憫に浸るのは、あまり生産的でないと思います。

エイブラハム・リンカーンは People are as happy as they make up their minds to be という言葉を残しました。人は自分が心の中で選んだだけの幸せを手にする、とでも訳すのでしょうか。
変えられない状況を受け入れて心の中に幸せを作り出すのもいいし、変えられないと思いこんでいた状況を変えるために決心をするのもいいし。いずれにせよ、幸せ不幸せは自分の心が決めるものなのであります。

世の中には不幸を好み、不幸を愛しているとしか思えない人がたくさんいます。


2009年05月02日(土) 退去確認

53.0Kg, 9.8%

もう一週間前になりますが、以前住んでいたワンルーム・マンションの退去確認に立ち会いました。敷金が一ヶ月だったので、クリーニング代と壁のクロスの張り替え費用で足が出る(追加費用を請求される)かと心配でした。
それに、フローリングの床にヘヤカラーをこぼして色が付いてしまい、いろいろ試したものの着色は取れませんでした。床の張り替えという話になったら、ずいぶん財布に痛いことになります。とはいえ、それもやむを得ないかも知れないと覚悟はしていました。

クロスの張り替え面積は15平方メートル、敷金精算で約8千円ほど追加請求されました。
しかし、壁のピンク色の汚れは僕の入居前から付いていたこと、それから別の壁面の汚れは洋服ダンスを置いた裏側に発生したカビで、経年使用上やむを得ないのではないか、という主張をして値引きを交渉してみました。

鉄骨の建物は湿気がこもります。入居時に換気はこちらの責任という一筆を入れてあったので、カビについては認められませんでした。ピンク色の汚れについて減ずることになり、張り替え費用の単価修正と、退去通告が一ヶ月に満たなかったので本来認められないはずの家賃の端数返還を作って、プラマイゼロになりました。

さらに交渉してみようとしましたが、相手はそれまでお互い気づかないふりをしていた床の汚れを指して「あ、この汚れはいったい何だ」という声を上げる作戦に出て来られたので、諦めました。

というわけで敷金は戻ってこなかったのであります。


2009年05月01日(金) 素直さ

52.8Kg, 9.9%

ネット接続はゴールデンウィークになると言ったとおりに5月になってしまいました。溜まったメールは片づけましたが、ほかの人のブログなどはまだ目を通していません。

夕食を食べながらテレビをザップしていました。衝撃映像特集も面白くないし、巨人広島戦もいま一歩です。そのうちNHK教育テレビの「ハートをつなごう」にたどりつきました。偶然ですがアルコール依存症の特集をやってました。

画面の彼はまだ若い人なのですが、断酒会で断酒歴3年だそうです。再就職をし、年の暮れ仕事納めの日に職場の皆でビールを飲んだそうですが、依存症をカミングアウトしていた彼には別のソフトドリンクが用意されていたそうです。その心配りに対して彼は「ありがたいことです」と素直に感謝を述べていました。

この素直さが、回復の速い遅いを決めるひとつのカギなのだと思います。

「これみよがしに俺だけ別のものを用意しやがって」という僻み根性とか、「みんなで俺の前で酒を飲みやがって」という恨み節が出ると、どうしても回復に回り道が多くなってしまうように思います。彼の場合、きっと断酒会の先輩の指導が良かったのでしょう。

自分も、断酒後何年か経った後の職場の飲み会で、「あなたは飲んじゃダメだからね」と言われ、(これだけ年数が経ってもそう言うのかよ)と内心カチンと来てしまった経験があります。

素直にならないとなかなか感謝できないわけでありますから。


2009年04月21日(火) 多忙

朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト
昼/焼肉弁当・野菜ジュース
夕/辛みそラーメン
夜/柿の種小袋×1

職場から雑記だけ更新。
多忙というと「多忙に煙草、寸暇にスモカ」という片岡敏郎によるキャッチコピーの名作を思い出してしまいます。
来月はたっぷり休んでやるぜ、ちくしょ〜。

職場で使っているパソコンの調子が悪く、作業中にいきなりハングアップします。ウィンドウの切り替えや再描画が起きるときに発生する確率が高いような気がします。
パソコンを支給してくれる部署が勝手にWindows Updateをしてくれて、IE7までインストールしちゃってくれたので、仕事の都合上それをアンインストールしてから調子が悪くなった気がします(恨)。かといって、IE7を再インストールしても良くならないし。まっさらな状態からWindowsの再インストールをすれば直るのかもしれませんが、その暇がありません。
思えばWindows98とか2000の頃は、年に数回はWindowsの再インストールをしていました。それに比べればずいぶん安定したものですけど。

ソフトウェアを疑っていますが、問題はハードウェアかもしれません。DVDドライブの調子が悪いのが影響している可能性があります。以前、何をやっても直らなかったパソコンが、USB接続している調子の悪いプリンターを外したら快調になったことがありました。

ミーティングに出る以外はAAプログラムにもろくろく取り組んでいません。ただ「働け、そして祈れ」という日々であります。そして常に希望を持て、なのです。


2009年04月20日(月) 具合の悪い人は文章が長い

朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト(無糖無脂肪)
昼/焼きうどん弁当・野菜ジュース・ビッグコミックオリジナル
夕/ごまおにぎり×1・ピザパン×1・ジュース
夜/ラーメン(諏訪湖SA500)

各種依存症の人も含めて「メンヘル系」のブログやら日記を読んでいると、ある傾向を読み取ることができます。
それは・・・、

「具合の悪い人は文章が長い」

メンタルな病気の具合が悪ければ、長い文章は書けないはずだ、と思われるかも知れません。でも、メンタルな具合の悪さは、肉体的な具合の悪さ(インフルエンザの高熱や下痢の脱水症状など)と違って、自分のやりたいことはできるのです。

それで人付き合いが疲れる精神状態だとしても、誰か相手をしてくれないと寂しい。
メンタルな具合の悪い人は、携帯のパケット代が増えるといいます(某精神科医のブログにもそうありました)。ネットを見たり、メールをたくさん打ったりするせいです。病状が改善するにつれてパケット代も落ち着いていきます。

ブログや日記も同じで、すごく長いエントリを書く人、それほど長くないけど一日に何度も更新する人・・は、内容から「具合の悪さ」が見て取れるように感じます。

年末進行、お盆進行と言いますが、4月にはGW進行があります。おまけに事務所の閉鎖で仕事の引っ越しもしなければなりません。さらに3月末で同僚が一人辞めて仕事が増えています。深夜事務所の床でそのまま寝ようかと思うときもありますが、眠さをこらえながら家に帰って寝ると、布団で寝る幸せを感じます。


2009年04月19日(日) 順番

朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト
昼/コンビニ弁当・生野菜サラダ
夕/牛丼並・サラダ・おみそ汁(吉野家)
夜/なし
計測なし

朝/コーヒー・トースト・チーズ
昼/ひれかつカレー・生野菜サラダ(CoCo壱番屋)
夕/三種プレート定食(刺身・エビフライ・焼き魚)
夜/カップかた焼きそば
計測なし

朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト・チーズ
昼/タラの芽の天ぷら・ウドの酢みそ漬け・炊き込みごはん一膳半
夕/牛焼肉定食(松屋)
夜/カップ春雨(オクラと海草)
53.2Kg, 9.5%

ステップ2の文章をもう一度読んでください。

「自分を超えた大きな力が、私たちを健康な心に戻してくれると信じるようになった」

ハイヤーパワー(自分より大きな力=神)を信じろとは言っていません。
信じるのは「自分を健康な心に戻してくれる」ことです。

ステップ2では(神だかなんだか知らないが)ハイヤーパワーという存在があるという仮定、それからハイヤーパワーには心を健康にする力があるという仮定を受け入れる。ステップ2の時点ではそれは「仮定」でちっともかまいません。

歯が痛くなって歯医者に行きます。そこであなたは「この医者には歯痛を治す能力がある」という仮定を受け入れます。まだその医者が信頼できるかどうかはわかりません。ひょっとしたらヤブ医者かもしれません。でもあなたは医者の指示に従い、治療を受け入れた結果、歯痛が治ります。それを何度か繰り返すうちに、この医者は腕の良い信頼できる医者だと思うようになるでしょう。だが、最初は不安と猜疑をもつのが当然です。

多くのメンバーが信じられるようになったのは、ステップ4・5あるは8・9だと答えています。ステップ2でいきなり信じられるようになった、という話は聞いたことがありません。

ステップの神さまは、生きることが楽になり、お酒がしっかりとまる、という現世的な御利益を与えてくれます。信じるのは(無論やることはやって)御利益を受け取ってからという順番でいいのじゃないでしょうか?


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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