心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年03月12日(木) ノートPC購入

朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト・チーズ
昼/カツ丼弁当ミニ・おにぎり(西友178+34)
夕/牛めし並(松屋380)
夜/ハニーローストピーナッツ少々
53.5Kg, 11.2%

自分用のノートパソコンを最後に購入したのは2000年でした。
当時はThinkPadは日本IBMのブランドでした。X20のアウトレット品が半額(それでも十数万)で出ていたので、あわてて購入しました。プリインストールのOSはWindows 98SE、CPUはPentium IIIの600MHz。
前の会社では出張も多かったので、これがなかったら仕事にならなかったでしょう。AAの委員会の議事録もこれでつけていました。

壊れるたびにネットオークションでX20のジャンク品を見つけては、自分で部品交換して延命してきました。OSはXPに入れ替えてあります。

会社が変わってからは出張も滅多にしなくなり、机の上で眠っていることが増えましたが、デスクトップ故障の時や、実家に泊まりに行くときなどには、頼もしい相棒ぶりを発揮してくれました。しかし、さすがに最新の開発環境を動かすのは辛くなってきており、プロジェクトをビルドするたびに「忍耐力養成装置」と化してしまいます。

新年度になって会社の勤務体制も変わり、最低でも月に一度は泊まりがけの出張が入ります。客先訪問しての作業も断れない立場になります。会議で紙の資料が配られず、PDFファイルをダウロードしてねというのも増えてきました。パソコンを持っていかないとおろおろです。

LevonoがThinkPadの投げ売りをしています。決算前の現金化でしょう。
X200が半額以下で、カスタマイズの部品まで値引きされているので、買ってしまいました。定価29万2千円のところ11万9千円。カードで8回分割にする予定です。

必要に迫られて買うのって、あまり楽しくない、とか言うと買い物依存気味と言われちゃうかも。Appleがネットブックを出すという噂です。アップルも$500のPCを売る時代になるとは。不景気だからでしょうね。


2009年03月11日(水) 面の皮が厚くなる

朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト
昼/つゆだく熟成ロースカツ弁当(コンビニ495)・コカコーラ・少年サンデー
夕/じゃんがらラーメン(630)
夜/ジャイアントコーン・ハニーローストピーナッツ少々・ジュース
53.0Kg, 11.8%

ステップ5のミーティングが終わった後で、仲間と「回復が進むと、面の皮が厚くなるよね」という話をしていました。神経が図太くなると言うか、心臓に毛が生えてくるというか。

いつもびくびく怯えて、言い訳ばかりしながら生きてきました。
なぜ言い訳ばかりするのか? それは「僕は(私は)悪くないのです、それは○○がいけないのです」と責任転嫁したいからです。裏を返せば、それは自分は悪いところがない(欠点のない)完璧な人間である、という自己像を守るための防衛反応です。

ステップ4・5の棚卸しは「道路の自分の側を掃除する」作業です。相手や他の誰かの悪いところを探すのではなく、運の悪さを嘆くわけでもなく、ひたすら自己分析をし、自分の落ち度(欠点)を探していきます。それは辛い作業ですが、結果として自分は完璧でも、人並み以上でもなく、どちらかと言えば人間のクズでありダメ人間である事がわかってきます。

そうなればしめたものです。その後の日常生活の中で自分の欠点がさらけ出てしまっても、もうおどおどみっともない言い訳をする必要はありません。もはや守るべき虚像はないのですから。

そんなダメ人間でも、ハイヤーパワーは「すぐには良くならないんだから、とりあえずそのままで生きていけばいいじゃない」と言ってくれるのが、ありがたいことです。欠点はすこしずつしか改善しないし、一生なくなりません。だとすれば、ダメ人間のまま生きていくしかない、とアサーティブになれます。

僕は「ステップを真面目にやっていないダメなAAメンバーだ」と言われても平気です。だってそのとおりなんだもの。

ステップを真面目にやってても効果が出てない人を見ると、「生きているうちに聖人になりたいに違いない」と思います。早くダメ人間になろうぜ!


2009年03月10日(火) 官製不況

朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト
昼/天ぷら弁当(西友238)・コーラ・野菜ジュース
夕/回転寿司(まぐろ・イカオクラ・たこ・まぐろづけ・イカオクラ)
夜/チョコレートケーキ・ジュース
53.5Kg, 11.2%

携帯電話が高くなりました。
それまでは0円やら1円で売られていた携帯電話が、いきなり2万円とか4万円です。

昨年11月に携帯電話で通話ができなくなり、修理に出すのも面倒なので機種変更しようとしたのですが、一括払いにしても月賦にするにしても3万円近い端末費用を払わねばならず、結局修理を選びました。環境に優しい選択ではありましたけど。

既存契約者から通話料として巻き上げた金をインセンティブ(販売推奨金)に回すのは良くない、と政府の研究会が結論したのでこうなったのだそうです。

「利用者のため」とか言いながら、結局ドコモとauが大幅増益になっただけの話。携帯電話会社を儲けさせるために利用者を虐めているのがこの制度の現状です。

端末が高くなったので、売れる数が減りました。仕方ないので月賦などで、最初の支払いを減らして値頃感を出そうとしていますが、月賦で契約するとそれが終わるまで機種変更ができず、携帯電話の販売数は減るばかりです。数が出なくなると、ますます端末が値上がりします。

携帯電話のメーカーも、その部品メーカーも、携帯電話のコンテンツを売る会社も、売り上げを落としています。まさに官製不況。困ったことは、モバ研にまるで反省の態度がないことです。

ちょっと政治的意見でしたね。


2009年03月09日(月) 高速値下げ

朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト
昼/ペペロンチーノ(コンビニ380)
夕/菜の花と豚肉の炒め物・海藻サラダ・あとなんだっけ・みそ汁・ごはん小
夜/チキンラーメンミニ
計測なし

自民党の選挙政策によって、休日の高速道路料金が1,000円になります。
「千円で乗り放題」というので、僕は勘違いしていたのですが、一日に何度使っても千円ポッキリではなく、出口を通過するたびに千円なのですね。

どれぐらいお得なのか考えてみました。

例えば僕の住んでいる場所から新宿まで行くとします。中央道の八王子まで4,350円、東京近郊均一区間が600円、首都高が700円で、合計5,650円です。このうち最初の八王子までの区間が1,000円になるわけです。往復とすると、合計11,300円→4,600円で、6,700円お得。

ただし、いままでも休日割引きを使えば2,500+600+700=3,800円。往復7,600円だったので、それにくらべれば3,000円お得なだけです。

これとは別にガソリン代を計算すると、新宿まで215Km。燃費が10Km/Lとして、21.5L。先日ガソリンを入れたら115円/Lだったので、21.5L×115円×2≒5,000円。

割引なし:16,300
休日割引:12,600
新割引き: 9,600

高速バスを使うと往復5,950円なので、いままでなら休日に東京に行くのに、二人ならバスと自家用車でとんとんだったものが、今後は車で行った方が安くなる、ということにすぎないのでしょう。経済効果がどれほどあるか疑問です。

おそらく、高速バスも対抗上ある程度値下げしてくると思います。


2009年03月08日(日) 犬に負ける

夜/ハニーローストピーナッツ少々

朝/なし
昼/コーヒー・インスタントラーメン(キャベツともやし)
おやつ/ジャイアントコーン少々・コアラのマーチ小袋×1・ジュース
夕/チャーハン(卵・豚肉・ミックスベジタブル)・インスタントみそ汁
夜/ハニーローストピーナッツ少々
53.9Kg, 12.0%

日曜日は、マンガを飲みつつ、スナック菓子をぽりぽり、ジュースを飲んで、またゴロゴロの一日でした。

ちょうど1年前のこの頃から、前妻との離婚の話が本格化したのでした。
僕の当初のスタンスは、なにがなんでも離婚ではなく、「僕はこの家を出て行き二度と戻らない。でも君が子供を連れてついてくるなら、一生面倒を見るよ」というものでした。
4月の親族会議の席で前妻が「私は親のいるこの家に残る」と言い出したので、その後は100%離婚を前提とした話になっていきました。
その後になって、周囲の説得のせいか、彼女が「やっぱり子供と一緒について行く」と言い出しました。こちらとしては「何を今さら」と気持ちであるものの、そう無碍にもできないので話を聞くことにしました。すると彼女は「ペットも連れて行けるなら」と条件を付けたのです。

当時はビーグル犬、雑種の猫、モルモット、ハムスターを一匹ずつ飼っていました。それを連れて行けというのだから、無茶な話です。それでも不動産屋で探してみると、全物件の一割ほどは「ペット相談可」と表示があるものの、実際に相談してみると「そんなにたくさんは無理です」と断られてばかりでした。

OKな物件もあるのですが、僕の薄給ではまかなえない家賃だとか、すごい田舎だとか、難があるものばかりです。ペットのことさえこだわらなければ、子供の学校も変えずに済むのに・・。それでも彼女はペットにこだわり、あまつさえ新しくもう一匹飼うと言い出しました。

「買っても良いが、そのかわり離婚届にはんこをついてくれ」

彼女はロングコートチワワを買い、その晩にはんこをつきました。僕は自分一人で住むためのアパートを探しに不動産屋に行き、今度はすんなり決まりました。

その後、モルモットとハムスターは寿命を迎え、ビーグル犬は散歩が面倒だからと言う理由で安曇野の愛犬家に譲り渡されたそうです。犬にとってもその方が良かったのでしょう。
今でも彼女は、子供二人と雑種の猫と室内犬チワワと一緒に、一年前と大して変わらない生活を続けているようです。きっと彼女の心の中では「ダンナがわがままを言って勝手に出て行った」ということになっているのでしょう。

・・・まあ犬に負けた恨み節なんですけど。


2009年03月06日(金) 困ってない人たち

朝/コーヒー・ヨーグルト・チーズ
昼/青椒肉絲弁当・サラダ(コンビニ)
夕/お汁粉ドリンク・お好み和膳・ドリンクバー(ガスト)
夜/牛丼並(吉野家)
53.6Kg, 10.9%

朝/コーヒー・ヨーグルト・チーズ
昼/オーブン焼きチーズナポリタン・コーヒー
夕/冷凍うなぎおにぎり×2
53.5Kg, 11.5%

2004年か2005年頃にブログが流行しだし、ネット上に日常を綴るアル中さんの数も飛躍的に増えました。

それまでも、治療中のアル中さんたちのコミュニティは日本にも存在していました。それは例えば医療機関を中心にした入院中・退院後の患者さんの集まりであったり、断酒会やAAなどの自助グループというコミュニティです。

しかし治療中断中のアル中さんたちがコミュニティを作ることは(ネット時代以前には)なく、例えあっても外部に情報を発信しませんでした。
当然、医者も自助グループの人間も、自分たちの前に現れない人たちの生活をうかがい知ることは出来ません。せいぜい再飲酒による治療再開後に、それまでの話を過去のものとして聞くことができる程度でした。

しかし、ネットやブログ文化の発展によって、治療をやめてしまった人たちが「次の再飲酒まで」どういう生活をしているか、リアルタイムに知ることが出来るようになりました。
その中には、酒を飲み続けている人もいれば、飲んだりやめたりの人もいます。やめ続けている人の中にも、生活が充実している人もいれば、貧して鈍している人もいます。
実に面白い、興味深い世の中になったものです。

治療をしなくても「酒が止まっているから大丈夫だ」と思っている人に、余計なお節介をする気にはなれません。医者や自助に通うのは面倒なことです。面倒を避けている人に、面倒を押しつけることをしても、迷惑がられるだけでしょう。
その気が変わるとすれば再飲酒という痛い目にあった時でしょうし、痛い目にあわずに一生を終えるならそれこそ余計なお世話です。

「断酒の三本柱」を押しつけるのは医者という権威に任せておいて、自助グループの人間としては「再飲酒で弱ったところを狙う」というハゲタカ戦略で十分だと思います。

困ってない人は自分を変えようとは思わない。周りは困っているかもしれませんが、本人に困っている自覚がない。まるで飲んでいるアル中さんへの介入技法の話みたいですが、「飲んでないから自分はマトモだ」と思っている人に対しても、同じ理屈なんですよ。


2009年03月05日(木) いつか間違いなく

朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト・チーズ
昼/天ぷら弁当(西友238)・グレープフルーツジュース・コーヒー
夕/ふきのとうの天ぷら・マグロの切り落とし・トマトとレタス・みそ汁(豆腐・タマネギ)・ごはん一膳(実家)
夜/ジャイアントコーン少々
53.6Kg, 11.1%

病院メッセージ。実家で食事。

"If you live each day as if it was your last, someday you'll most certainly be right."

これが人生最後の日だと思って生きよう。そうすれば間違いなく、いつかその通りになる日が来る。

スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学卒業祝賀スピーチ(日本語訳)
http://sago.livedoor.biz/archives/50251034.html


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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