心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年01月06日(火) ハケーン

昼/ミニ五目炊き込みごはん・ゆで卵(コンビニ)
夕/牛丼並・みそ汁(吉野家)
夜/うにおかき少々
53.8Kg, 10.4%
朝/コーヒー・バターロール×2・チーズ・ヨーグルト・ツルヤのミニ和風サラダ
昼/鶏の山賊焼き弁当(コンビニ)

派遣労働について書いたのですが、政治的になったので話を変えました。

タバコの箱には「健康のために吸い過ぎに注意しましょう」みたいな文章が書かれています。外国ではもっと直裁に「肺ガンになります」などと書かれていて、ドキっとさせられました。最近テレビを見ていないのですが、タバコのコマーシャルは姿を消したか深夜のみになったのじゃないでしょうか。

おそらくこの動きはゆっくりとアルコールにも広がっていくでしょう。
フランス政府がワインのラベルに「飲み過ぎは健康に悪い」と書くことにしてブドウ農家から反対を受けていましたが、結局施行されるでしょう。アルコールのコマーシャルも禁止されたのではなかったかな。

いずれ日本でも夕方の時間帯のビールのコマーシャルとかもなくなり、飲酒欲求に駆られるアル中さんたちを惑わすこともなくなるのでしょう。以前の僕は、中学生や高校生の頃に多少酒を飲んだのと、その後のアル中とは無関係であると思っていました。しかし、最近いろいろな人の話を聞くと、どうも未成年の飲酒は、アル中さんの増加を促進しているようにしか思えません。

僕がタバコをやめたのは、健康上の理由ではありません。タバコも薬物依存の一種だからという理由でもありません。単純にタバコ代がもったいなかっただけの話です。当時の僕は自由に使えるお金を少しでも多く必要としていた、ただそれだけの話です。
だから、もしタバコが無料で配られるようになったら、僕はまたタバコを吸うようになるかも知れません。

考えて見れば、アルコールにもずいぶん投資しました。そして得たものは病気だけでした。しかし、アルコールが無料で配られるようになっても、それを理由に飲みたいとは思いません。なぜなら金銭的な理由で酒をやめたわけではないからです。


2009年01月05日(月) 介入と回復

昼/豚みそ焼肉重(コンビニ)
夕/とんかつ定食
54.3Kg, 11.4%
朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト

ああ、とんかつ定食なんぞ食べたばっかりに。
CoCo壱番屋でカレーを食べて帰ろうか、遠回りでも吉野家で安くあげようか。それとも自宅で食事を作ろうか。迷ったあげくに近所のお店を開拓することし、カウンターに座ってメニューを見たら、定食の平均価格帯が1,200円でした。頭がくらくら。でも、おいしかったし、タンパク質も取れてうつ予防になったので、良しとしましょう。太ったけど。

昨年、ある病院で(精神科以外の)医療従事者向けに、アルコール依存症の介入技法の講座がありました。一般にも開放されていたので、仕事で遅くなったのですが、後ろの席に忍び込ませてもらいました。全国的にも有名な先生が、パワーポイントのスライドを使って説明されているのを聞きながら思いました。

「成功率が高すぎるぞ」

安定した断酒に到達されるアル中さんは、経験的に言って1割未満です。長いスパンで見ればもっと多いのでしょうが、安定断酒に達するまで滑ったり転んだりを繰り返すので、短期的なデータは情けない数字になります。
ところが、先生の示される数字はそれとは比較にならないほど良いのです。

それから資料をめくっていて気が付いたのですが、成功の基準が違うのです。「介入」を行って、本人が専門医やグループに行き、断酒の試みが始まった段階で、介入の効果が上ったとするようです。

実際には試みが始まっても、すぐに成果が出るわけではないし、「酒をやめることは、ほんの始まりにすぎない」(p.29)のですから、介入と回復を混ぜて考えてはいけないのでしょう。

さて、AAでの「12番目のステップ活動」は、なんのために行うのか?
つきつめれば、それは世のため人のためではなく、自分が飲まないでいることを確実にするためです。利己的で自己中心な動機でやるのです。そして、目的とするのは、単なる禁酒(dry up)ではなく、回復です。自分にも、相手にも。

もちろん、回復は酒を切らないと始まりません。そのためにも、介入は実際的に必要なことです。ただ、介入と回復をごちゃ混ぜに扱うと、話がおかしくなるので区分けは必要です。


2009年01月04日(日) 新聞を読む

夜/カップうどん

朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト・チーズ
昼/ランチ(海鮮丼・うどん・数の子・サラダ・グレープフルーツ・ブラッディオレンジジュース)
夕/ラーメン
夜/海鮮おかき
53.3Kg, 10.7%

朝/コーヒー・カレーパン・チーズ

予定通りのことはこなせたものの、予定以上の活躍は出来なかった冬休みでした。それで十分なんですけど。一週間でミーティングが2回、それに病院メッセージも行けたから、良い冬休みだったことにしましょう。

実家で新聞を読みました。
人が新聞を読んでいるというのに、何度も話しかけてくる母の悪癖はともかくとして、社会面のコラムがなかなか読解できませんでした。
コラムの趣旨はうろ覚えですが、昨今の犯罪がテロル的になってきている(無差別暴力による主張)→近年の映画も社会の閉塞感に対する暴発を描いたものが多い→一方「デスノート」のようなピカレスクも流行した→正義を実現するためなら逸脱もかまわないとする風潮が生まれつつある→団塊世代には努力すれば良くなると言う大きな文脈があったが、彼らが収穫を持ち去った後、若い世代には閉塞的虚無感だけが残された→ロスジェネ(失われた世代)は自らロスト(喪失)したのではなく収奪されたという主張が目立ってきた→しかし奪った相手が誰か見えにくくなっている→結果として無差別的な犯罪による自己主張が増えているのではないか。と言う感じか。
面倒であっても、収奪した相手を見つけ出し異議申し立てをすることが必要ではないか、という結びでした。

若い人が新聞を読まなくなり、年寄りのためのメディアになりました。
そして年寄りのために字が大きくなり、ページ数は増やせないので、字数が減りました。結果として、表現に必要な字数が足りなくなっているのではないか・・・と思いました。
でも、思い返してみると、コラムの論理展開そのものがショートカット的なので理解しにくかっただけなのかも。


2009年01月03日(土) 帰省

朝/コーヒー
昼/黄金イカ(残り物)・チャーシュー・ブロッコリーの塩ゆで・生野菜サラダ・インスタントみそ汁・ごはん一膳
夕/お刺身(赤身・たこ)・お吸い物・数の子・小魚の佃煮・チャーシュー(持参)・はんぺん・ぶりの塩焼き・ごはん一膳
夜/ピザパン・ベビースターラーメン・小さいスナック菓子一袋

朝/コーヒー・目玉焼き・ベーコン・豆腐のみそ汁・ごはん一膳
昼/そば
夕/鍋(かに・たら・ほたて・白菜)・ごはん一膳
53.3Kg, 10.7%

1日目
・約束の時間にお子様を迎えに行ったのに、養育係が買い物に連れ出している。
・ハンドバッグを買わされる。
・まるで宿題にならない。
・兄の家族旅行の写真をパソコンで延々スライドショーされる。
・成人した姪の顔が覚えられない。たぶんドンキですれ違っても気がつかない。
・兄が仕事の話に乗ってこない。よほど酷い状況か。
・お子様たちは生活に疲れていて、早く寝たがる。
・でもいざ布団を引くといつまででも寝ない。

2日目
・お子様たちは昼まで起きてこない(いきなり早起きは無理か)。
・穂高神社に初詣。
・おみくじは大吉。お子様二人はともに末吉。
・ハーブセンターでお土産のお買い物。
・パパのお年玉が一番少ない。
・ひたすら宿題をやる。
・これ以上やると虐待だと言われたので、終わってないけど宿題おしまい。
・閉店間際のスーパーで保存食料を買って持たせる。
・養育係に送り届ける。

アウェイでの戦いに比べれば、実家は準ホームグラウンドなので試合運びが楽です。しかし、ホームと言ってもタイガースが大阪ドームでやっているようなもの。味方だと思っていた母も、時に敵にまわるので気を抜けません。
常在戦場であります。
疲れました。


2009年01月01日(木) 元日からドタバタ

朝/コーヒー
昼/酢豚・黄金イカ(以上お総菜)・パンプキンスープ・ごはん一膳
夕/ブロッコリーの中華あんかけ・生野菜サラダ・たまごスープ・ごはん一膳
夜/コーヒー・焼きチキン(の予定)

Nさんが、昨年一年間のミーティング参加回数を書いておられたので、僕も調べてみました。

・通常のミーティング 104回
・病院メッセージ 9回
・委員会など 12回
・AAイベントなど 6回
・ホームグループ欠席 3回
・スカイプミーティング 1回

「ミーティングのおかげで酒をやめてると、通えなくなったら飲むよ」などとほざいている割には、我ながらよく通ってるじゃん、という気もします。この年数で週二回というのは多いのか少ないのか。これを週一回にしてしまうと、ホームグループだけになってしまいます。すると顔を合わせるメンバーが固定しすぎてしまい、自分には良くなかったりします。
ま、最初の3年ぐらい毎日通う勢いで行ってください。

「元日には何もするな」というどこが由来なのか知らない教えがあります。
元日に働くと、その一年忙しくなりすぎるのだとか。なので、最低限の料理と洗濯ぐらいだけにして、一日ごろごろして過ごす予定でした。
しかし、年末までのはずの原稿チェックが年を越してしまい、元日からパソコンに向かいっぱなし。肩も目もバリバリ伝説であります。お陰様で夜2時には出来上がったものの、他のことには手が回りませんでした。

ただ、途中で抜け出して病院メッセージに行ってきました。メーリングリストのやりとりでは、他県のメッセージ会場も元日からやっているとか。こちらも、担当グループ以外にも意外と多くのメンバーがやってきました。みんな正月から家に居づらくて・・ということはなくて、AAに熱心なんです。患者さんは3人。顔に見覚えがあるのは、リピーターの方々でしょう。

久しぶりに会ったメンバーからは(若作りのせいでしょう)「まあ、学生さんみたいになっちゃってぇ」と言われました。きっと褒めてくれてるのでしょう(違う?)。アル中さんも回復すると、人を褒めるのがうまくなっていきます(けなすのも得意になるけど)。

明日から一泊二日、実家に子連れで行ってきます。パソコンは持っていかないつもりです。あちこちのサイトやブログに新年のごあいさつをして回ろうと思っていましたが、3日の夜になりそうです。三が日過ぎてから「おめでとうございます」などと言っていても恥ずかしい。お年賀のメールに返事もしてないし。それどころか年を越しているメールもいろいろ。

「疲れ直しに」と何ヶ月ぶりかで深夜にコーヒーを飲んだらハイになってしまいました。これから焼きチキンを作って食べてから寝る予定です。


2008年12月31日(水) あけまして

朝/コーヒー・チーズケーキ
昼/ヨコイのあんかけスパゲティ(ウィンナー・イカフライ・目玉焼き)・豆腐のみそ汁
夕/ミックスサラダ・ドリンクバー(アフター)・年越しそば
夜/チーズケーキ
52.9Kg, 9.9%

おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

夜中に長女のソフトバンク携帯から僕のau携帯にメールが来たので返信したのですが、"Remote host is not responding"(リモートホストが応答しません)で返ってきてしまいました。ソフトバンク携帯が無線区間で通信規制をしているのは知っていましたが、メールサーバーまで規制されていたとは知りませんでした。いや、単に混んでサーバーが重くてタイムアウトしただけかもしれませんけど。

さっそく訂正ですが、最終行×「じっとしている矢」→○「じっとしている弓」です。ホムペは訂正しておきましたが、送ってしまったメールやハガキはどうしようもありません。他にも二カ所あります。

さて、「ひいらぎさんが突然死んでも<家路>は残るんですよね」と聞かれたことがありますが、たぶん残りません。サーバーの契約は年単位です。これは自動更新ですが、クレジットカードが解約されるか、銀行口座の金がなくなって支払いがされなければ、期限の翌日から<家路>は存在しなくなるでしょう。
そして、数年後にはiejiドメインも期限が切れて、他の人が自由に取得できる状態になります。

ieji以外の場所においてある雑記やブログは数年生き残るでしょうが、ネットサービスの改廃に伴っていずれ消えていくでしょう。こうして、僕が生きていた痕跡はネットから次第に消えていく運命です。

それでいいと思っています。永遠に足跡を残したいとは思いません。僕は平凡なAAメンバーとしてネットに登場し、多くのメンバーと同じように本名も顔も明かさず活動し、そしてこの世での役目を終えれば去っていき、そして忘れ去られる。それが一番良いことです。

ただ、まだまだこの世にいそうな感じなので、その間はひいらぎの並べるご託におつきあい頂けるとありがたいです。無事に長生きできれば、20年以上は大丈夫でしょう。20年前に自分がネットで何をしていたか思い出すと、20年後なんて想像できないことがわかります。20年後どころか、今年一年のことすら想像できません。
ま、これも「今日一日」ということでしょうか。ちょっと使い方が違うかもしれませんが。

ともかく、今年もよろしくお願いします。


2008年12月30日(火) よいお年をお迎え下さい

夕/回鍋肉・豆腐のみそ汁・炊き込みごはん一膳
52.8Kg, 10.4%

ようやく年賀状&3が日特別ホームページの準備をしました。
今年のネタは長いので、ハガキに収めるのに苦労しました。
5枚ほどはレーザープリンターで刷ったのですが、プリンターももうお年のようで、10枚ほど印刷したところでお疲れになってしまったご様子です。あとはインクジェットを使いましたが、幸いインク切れは起こしませんでした。
先ほど深夜の郵便局へ差し出しに行ってきました。運が良ければ、県内や関東には元旦に届くかも知れません。ついでに、不足分の10枚を購入。

今年の1月2月の雑記を読み返すと平和なことを書いていましたが、3月以降は離婚騒ぎがあり、夏以降は新しい生活に馴染むのに四苦八苦、という1年でした。

「家路」のほうも、いつにも増して更新の少ない年でした。そのかわり、雑記の更新はかなりマメでしたけど。来年は雑記の更新頻度を下げてでも、本体の更新回数を増やしたいと思います。なので3日間ぐらい雑記を書かなくても心配しないでください。

雑記は日付が一日遅れが定着してしまったので、今年はこれが最後の雑記になります。今年一年皆さまのおかげで「家路」も続いて参りました。来年もお力添えをお願いします。

今年の言葉は、

「今日一日の感謝」

でした。今日一日飲まなかったことに感謝するということ。
今日のソブラエティに感謝できないアルコホーリクは、どうせどんな素晴らしいことが起こっても感謝できない体質になってしまいます。特別なイベントに興奮するのではなく、平凡な一日のソブラエティに感謝できるようになりたいものです。

今年になって、ご飯を食べる前に短い感謝の祈りを捧げる習慣を始めました。
といっても、しつけの悪い僕のことですから、しょっちゅう忘れていて、1割にも達していないでしょう。来年は感謝の祈り3割バッターを目指したいものです。

よいお年をお迎え下さい。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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