心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年12月02日(火) 携帯電話

夕/チャーシューメン
夜/バナナ・チーズ・ヨーグルト・グレープフルーツジュース
52.7Kg, 9.5%

朝/コーヒー・ヨーグルト・トースト
昼/グラタンハンバーグ弁当(コンビニ)

携帯電話が壊れました。
端末は20ヶ月前に買ったもので、WIN端末にしては小型軽量で気に入っています。症状は「こちらの音声が相手に届かない」というもの。おかげで何度無言電話をかけてしまったことか。これが毎回ではなく、ちゃんと声が届くときもあれば、話している途中から無言電話になってしまうパターンもありました。
「これはマイクの故障かも」と思って、マイク付きのヘッドセットを使ってみたのですが、やっぱり聞こえないものは聞こえない。無線部の問題でしょうかね。

修理に出せばいいのですが、その間ケータイが使えないのは困ります。PHSもソトバの携帯もあるのですが、違う番号になってしまうと、かけるのも受けるのもやっかいです。

この際だから機種変更にしようか・・と思ったら、意外と端末が高価です。なんでも、総務省の指導の結果だそうです。分離プランというのを選べば、「端末は定価で買うものの、月々の料金が安くなる」という謳い文句ですが、それほど安くなっているようには思えません。端末は買い切りだから、すぐに解約しても文句は言われない・・かと思えば、年契約の違約金がいるのだとか。定価で買ってもSIMロックはかかったままで、他のSIMは使えないし、SIMを外せばワンセグすら見られなくなってしまう・・・。
何にもメリットが感じられません。旧機種だったら、以前は1円というのもありました。いま使っているのも3千円でしたけど。いまは旧機種を工夫して買っても3万円近くします。

おかげで携帯電話が売れなくなり、端末メーカーの売り上げが落ち、各種部品メーカーの売り上げまで落ちていって・・・。官製不況そのものですな。でも、総務省と経済産業省は別だから、景気のことなんか気にしなくていいのかも。

ショップで相談したら、修理中の代替機を貸してくれるそうなので、修理を依頼しました。先日子供のソトバ携帯を修理したときに、保険に入っていないと1万円と言われたのでビビっていた(幸い入れたから良かったですけど)のですが、auは3年以内の基本修理は無料だと聞いて安心しました。

代替機のW63SAはワンセグが見れて楽しかったですが、シートキーの感触が悪かったり、かな漢字変換の途中でレスポンスが悪くなったりと、不備も目立ちました。

数日して修理完了。原因はマイク不良だったそうです。じゃあ、ヘッドセットを使ってもダメだったのはなぜでしょうか。「本体のイヤホンマイク設定が、マイク無しに設定されていました」だそうです。お恥ずかしい限りです。


2008年11月30日(日) 雑記

夕/焼きそば
夜/なし
52.7Kg, 9.9%

朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト
昼/トンカツ弁当(コンビニ)・バナナ

生野菜が足りないような気がします。しかし、ジャスコにツルヤの99円サラダは売っていないので諦めるしかありません。棚を眺めていたら、大根葉が70円だったので買って帰りました。というわけで、焼きそばの具は大根葉だけ(昼はミックスベジタブルだけ)でした。

食べたものと体重しか書いてないのに、コメント欄が毎日十数もにぎわうアル中弁護士さん。やっぱり稀代の名ブロガーなのではないかと思います。

mixiのアカウントを取ったとたんに、招待制廃止。
といっても、当面mixiを使う予定がないので、まいっか、という感じです。
収益性の悪化が問題だったかも。


2008年11月29日(土) 横浜行き

朝/コーヒー・バナナ・ヨーグルト
昼/欧風カレー(コンビニ)
おやつ/バナナ・グミ一袋・せんべい一枚
夕/サバの煮付け・海藻サラダ・おかかオクラ・具の少ない豚汁・ごはん(小)
夜/うにあられ少々
53.5Kg, 9.8%

朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト・チーズ
昼/サバの味噌煮弁当(コンビニ)
おやつ/バナナ
夕/リブロースステーキ・チキンサラダ・日替わりスープ・ライ麦パン半分
夜/ミニカップめん
52.5Kg, 10.1%

朝/コーヒー・丸焦げトーストひと口・バナナ・ヨーグルト
昼/海鮮釜飯セット
夕/野菜タン麺(麺は春雨)・ギョーザ3個・オレンジジュース
夜/うにあられ少々
53.1Kg, 9.0%

朝/コーヒー
昼/焼きそば・野菜スープ

雑記を書く間隔を開けると、食べたものリストも長くなってしまいます。

土曜日は横浜でした。大きな部屋が(後で260人用だと聞きました)ほぼ満席でした。この日初めてお披露目されたステップの本も、快調に捌けたようです。

日本のAAから12ステップが失われつつある、これは確かな事実です。この喪失が始まったのは、ここ5年や10年のことではありません。その原因が何だったのか、様々なことが言われていますが、今さら本当のことは分からないし、犯人捜しをしても意味がありません。解決策は一つ、今のメンバー一人一人がステップに取り組むことです。
そして、これはAAの責任ばかりにはできないのですが、AA以後に始まったほかの12ステップグループには、当初よりステップがうまく定着しなかったところもあったようです。お手本になるべきAAがこの有り様ではね。

自分の過去の実績を否定するのは辛いものです。人は「酒をやめる前も、そこそこ良い人生を送ってきた」という幻想にしがみつきたいものです。でも、安定して酒をやめるためには、飲みながら過ごした日々がいかにヒドかったかを認めなければなりません。

AAに来て何年間が経ち、それなりにステップをやってきた自負があったりします。でも、それの実績の価値を否定しなければ、ステップをやり直すことは出来ません。
ましてや、AAという共同体には30年以上の実績があります。それを「近年のAAはろくなもんではない」としてしまうと、いままで共同体の維持に腐心してきた人たちの実績までまとめて否定してしまうことになりかねません。自分の実績を否定するのはその人の勝手ですが、人のやってきたことまで否定してしまえば角が立ちます。

僕がAAにつながったころは、うるさいぐらいに「認めて、信じて、お任せ」が大事だと言われました。

・アルコールに対する無力を認めること。
・神がその無力状態を救ってくれると信じること。
・人生を神に委ねること。

僕もまるでわかっちゃいなかったのに、「神」という言葉をドキドキしながら使って話をしたものです。でも、最近のAAミーティングで神という言葉を、どれだけ聞くでしょうか。

もはや角が立つことを気にしていられない状況です。土曜の会場には、アディクションの垣根を越え、本人であるか家族であるかも越え、多様な12ステップのグループのメンバーが、ステップという基本に立ち戻るべく集まっていました。
昨年以上に会場には熱気がありました(ありすぎたかも)。
ともかく「日本の自助グループ、まだまだ捨てたもんじゃないよ」と思い直した一日でした。


2008年11月27日(木) 甘いもの

朝/コーヒー・バナナ・ヨーグルト
昼/欧風カレー(コンビニ)
おやつ/バナナ・グミ一袋・せんべい一枚
夕/サバの煮付け・海藻サラダ・おかかオクラ・具の少ない豚汁・ごはん(小)
夜/うにあられ少々
53.5Kg, 9.8%

朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト
昼/サバのみそ煮弁当(コンビニ)

野菜が足りない気がします。

回転寿司を食べたのは火曜日でした。寿司を食べ終わって、みそ汁も飲み終わり、席を立とうと思ったのですが、なんとなく「満足感が足りない」と感じました。
うん、ここはデザートを食べるのがいいに違いありません。

そもそもデザートとは、前菜→スープ→魚料理→肉料理→サラダと続くコース料理において、でんぷん質が少ないために満腹感も少ないのを補う目的で、甘味を食べるものでした。穀類主体の食事ならば、デザートはなくてもいいはず。お寿司にはシャリがあるのですから。やはりデザートは諦めるか。

それでも、未練がましく目の前を流れていく寿司を眺めていたところ、プリンが3皿連なってやってきました。そのうちの一つは、何の間違いなのか、ホイップクリームがやけに多くトッピングされていました。うん、これはお得かも知れない。

ホイップクリームもプリンも、やたらと甘く感じました。こんな「ガツン」と甘いものは久しぶりでした。食べ終わる前から、血糖値が上がってきたような高揚感と満腹感をで幸せな気分になりました。ウッーウッーウマウマ(゜∀゜)
家に帰っても2〜3時間は、ああ、お腹一杯で幸せ〜、でした。

それは良かったのですが、翌日から食事のたびに「お腹一杯食べないと気が済まない」ことになってしまいました。お腹一杯食べないと、不機嫌になってしまうのです。イライラ、イライライライラ。
一皿のプリンがここまで人の精神を変容させるのですから、考えてみれば恐ろしいことです。

摂食障害の人の中には、甘いもの厳禁にしている人もいるそうです。甘いものがトリガーになって過食が始まってしまうのも、うなづける話です。

さて、最後にお題。
「私はもし再飲酒したとしても、AAミーティングに通ってもう一度酒をやめてみせます」
というのは、アルコールに対する無力とはかけ離れた態度です。それはなぜか?


2008年11月26日(水) 主人在宅ストレス症候群

昼/味噌カツ弁当(コンビニ)
夕/焼肉ライスバーガー・スパイシーチリドッグ・オニポテセット・ホットウーロン
夜/レンジで温めるちゃんぽん・チーズケーキ
54.0Kg, 11.4%

54キロ台。これだけ食べれば当然の結果。お腹がパンパンです。

あるメールマガジンを読んでいたら、いのちの電話の公開講座で
「主人在宅ストレス症候群」
という言葉を見つけました。

亭主元気で留守がいい、とは聞きますが、亭主在宅だとストレスで病気になってしまうとは・・・。

2007年問題というのがあります。団塊の世代の定年退職が始まった年です。
ベビーブーマーたちが一斉に定年退職を始めると・・・、例えば職場で技能を持った人が少なくなって、仕事が立ちゆかなくなったりします。

講座の案内には「毎日家にゴロゴロしている夫の姿に妻はストレスを覚え、お互いがいまさら以上に性格の違いを嘆く」とあります。

そもそも定年に達する前に、夫と距離をおきたい主婦が増えているのだとか。

博報堂の調査では、「夫婦一緒の時間充実させたい」と思う夫が増えている一方、そう思っている妻は激減中だそうです。いちばん充実させたいのは、夫は「妻と一緒の時間」、対して妻は「プライベートな時間」。「どんなことがあっても離婚しない方がいい」と思っている妻も激減中。

電通の調査でも、夫が愛情を持とうとしても、妻は無関心、という結果が出ています。

公開講座を批判するわけじゃないんですけど、定年に達する前に、時間をかけて夫婦の解決しておくことが必要で、いざ病気の症状に出てきてから対処しようとしても、そううまくいかないのじゃないかと思います。・・と離婚した僕が言っても説得力ないか。
でも、ダンナの稼得能力という「糊」があるうちに、やるべきでしょう。

ネクタイアル中だと、仕事があるおかげで酒量が制限されたり、連続飲酒にならずにすんでいることがあります。これが定年退職してしまうと、仕事という歯止めを失い、張り合いもなくなり、時間と退職金だけはたくさんある、というアル中本人にとっては夢のような・・いや悪夢のような環境が手に入ります。

実際病院には、定年退職後1〜2年で最初の入院という方が結構な数いらっしゃいます。これが2007年問題によって一気に増えていく、というのがアルコール依存症2007年問題であります。

もちろんこれも、定年退職を待たずに早めに時間をかけて対処していくべきで、退職後の底付きは致命傷であったりします。生命保険ももらえる額が10分の1になっていたりして、奥さんもうれしくなかったりして。


2008年11月25日(火) 茶髪なひいらぎ

昼/ミートクリーム丼(コンビニ弁当)
夕/回転寿司(6貫4皿+巻物1本+おみそ汁+プリン)
夜/バナナ・ミカン・おせんべい1枚
53.2Kg, 10.7%

朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト

小学生の子供を持つお母さんへのアンケートで、若い男性の印象として

茶髪の男性の印象は・・・
 「外交的」「明るい」「活動的」
黒髪の男性の印象は ・・・
 「内向的」「何を考えてるかわからない」「子供に手を出そうと考えている」

髪が黒いだけで、散々な言われようです。でも、黒髪は子供を持つお母さんに恐怖心を与えるとか。そう言われれば、子供対象の犯罪に限らず、ニュースに出てくる凶悪事件の犯人を見ると、みんな髪の毛が黒い気がしてくるから不思議です。

昔は、茶髪は不良の象徴で、黒髪は真面目な人だったのですが、時代の変遷によって逆転してしまったようです。僕は父親譲りの黒々とした髪が自慢?だったのですが、いまのご時世、それでは「頭の中で変なことを妄想している陰気でアブナイ人」という印象を振りまいているだけなのかもしれません。

時々子供の学校の授業参観や行事に行きます。先生はこちらの顔を知っているので、「○○ちゃんのお父さん」として扱ってくれますが、今後担任替えがあったら、どうなるか分かりません。やはりここは茶髪にして安全性をアピールしなくては。
職場でも、髪の毛の黒い奴なんて僕だけだし。あんまり若くなくてもね。

というわけで、お盆の休みに生まれて初めて髪を染めてみました。脱色はしないので、そのぶん明るいヘヤカラーを選択しました。休み明けに職場で部長に「ちょっと会議室に来たまえ」と言われる不安があったので、「黒色戻し」も用意したのですが、誰も何も言いませんでした。子供だけが「パパ頭が赤いよー」とはしゃいでいましたけど。

最初はピンク系を試したのですが、いまはオレンジ系です。そろそろ黒い髪が伸びてきたので、またやらなくちゃ。


2008年11月24日(月) それは神さまのチョイス

朝/コーヒー・トースト・十勝チーズ・ヨーグルト
昼/スパゲティ〜アラビアータ(とスープと紅茶)
夕/喜多方ラーメン
夜/レンジで温めるだけの肉そば
52.8Kg, 10.0%

自宅まであと20キロという地点まで迫りながら、雪で山を越えられず、すごすごと引き返して、高速道路経由で100キロほど遠回りして帰宅しました。最初から高速をチョイスする経験値がないのですから、仕方ありません。

はてさて。

いろんな人がAAミーティングにやってきます。残る人もいれば、残らない人もいます。酒が止まる人もいれば、止まらない人もいます。誰が助かって、誰が助からないのか、僕にはさっぱり予想も付きません。

「お、こいつやる気があるな」と見込んでも、来なくなっちゃって病院で再会する人もいます。この人あんまりやる気がないなぁ、と思えても細々と長続きして酒が止まっていく人もいます。

結局誰が助かるかは、僕には分かりません。当然でしょうね、誰が助かるか、神さまが選んでいるのですから。

僕はAAに戻ってきて最初の1年間、週3回しかミーティングに行けませんでした(しかもその後減ってきてるし)。週3回しか行かないから、週5回出ている人に比べたら、回復が遅いんじゃないかとか、回復の率が悪いんじゃないか、とか考えていました。それでも週1回の人に比べれば、まだマシなほうだとか・・・。

「そんなことを考えていたんですよ」と先週のミーティングで話したら、隣の仲間が笑っていました。そりゃそうだ「努力=結果であるべきだ!」、あるいは「自己犠牲=結果であるべきだ!」と言っているようなものですから、笑われて当然です。

自分はミーティングに通ったから回復したんだ、ステップをやったから回復したんだ・・と言うとき、実は僕らは回復からもステップからも遠ざかっています。

僕らは「アルコールに対して無力」なのです。無力だからこそ酒に負けてしまい、やめられないのです。「どのような人間の力も」それを解決できない、とミーティングで毎回読んだりします。酒が止まったのは100%ハイヤー・パワーの力によるもので、自分を含む人間の力ではありません。

でも人には「自分の努力も認めて欲しい、褒められたい」という願いもあるので、基本は本人の努力で酒が止まっていることにして欲しくなります。それで足りないときだけ神頼みという、草野球のピンチヒッターを頼むような姿勢になりがちです。無力とは、かくも認めづらいもの。

がんばればがんばるほど、「認めて・信じて・お任せ」ができなくなったりするわけで、あるがままを受け入れるのは一生の課題であります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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