心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年09月28日(日) 雀鬼

アルコール摂取による気分の変動は大きかったと思います。そりゃ酩酊飲料ですからね。
酒を飲んでいた頃は、アルコールに比べれば、カフェインや糖分など「たいして意味はない」と思っていました。それぐらい、アルコールの影響は大きかったのです。
でもしらふになってみると、カフェインや糖分による気分の変動もかなり激しく感じられます。

男女でデートをするときに、食事の後でお酒を飲みに行ったり、あるは最初から居酒屋で飲んだり・・それは「お酒を二人で飲むと楽しいから」ってのはわかるのですが、なぜ喫茶店で二人でコーヒーを飲んだりするのが楽しいのか理解できませんでした。アルコールの代わりにカフェインという化学物質を使っているのですね。
気分がすっきりして高揚し、ますます二人でいるのが楽しくなる、というわけです。もしくは、甘いものを食べて、血糖値が上がってくるのも楽しいし。

僕が、アルコールの価値だけを偏重、偏用していたので、カフェインや砂糖の効用に気づかなかっただけなのです。お酒をやめたら甘いものが好きになる、って話もこの範疇でしょうか。

AAミーティングの後で仲間と食事に行くと(いわゆるアフター)、ついついドリンクバーを頼んでしまい、2杯も3杯とコーヒー紅茶を飲むと、気分が高揚して話が楽しいのですが、2時間もするとかえってイライラしてきます(そりゃアフター長すぎ!)。おまけに帰宅してから不眠です。

カフェインも毎日習慣的に多く摂取すれば、あっという間にハマりそうな気がします。朝起きたときに、薄目のレギュラーコーヒーを一杯飲んだ後は、せいぜい業務時間中に飲むコーラか、夕方のAAミーティングで薄いインスタントコーヒーを飲むのが、僕にはちょうど良い量です。糖分の効用も身にしみて分かっています。

「コーヒー飲んでテンションあげないとやってられない」

という話を聞くと、ああ、この人もカフェイン・ジャンキーなんだなと思ってしまいます。でも人のことは言えません。

昨日はスポンシーの棚卸しの最後の表を聞きにいったのですが、途中のコンビニでブラックのコーヒーを買っていきました。

「珍しいですね。コーヒーは飲まないんじゃなかったんですか?」
「これ飲んでテンションあげないとやってられません」

ステップ4の表で、あまりに登場人物が多いので、ステップ8の表に書き写すのに時間が長く、途中で見捨てて帰っちゃいました。こうなることは4の表を見たとき分かっていたのですが、まさか、4の表を書いている最中に「あんまりたくさん登場させると、あとで8/9が大変ですから、ほどほどに」とは言えませんしね。表はともかく、実際の埋め合わせはなかなか進みませんが、長生きして少しでもリストを消していってください。

雲の上から、ケータイの電波の届く地上へ帰ってくると、いろいろメールや留守電が入っていました。コーヒー飲みながら深夜までスカイプなど。おかげで、横になっても朝方までまんじりともできず。

午前中は眠くて仕事もぼちぼちでしたが、先ほどドリンク剤を飲んだので、そのカフェインが効いてきました。これから夕方までがんばります。

「これ飲んでテンションあげないとやってられない」

僕も立派なカフェイン・ジャンキーかもしれません。


2008年09月27日(土) 久しぶりの道具追加

お腹を下した、というわけじゃありませんが、まるで止まっていた腸が突然働きを再開したかのように、2〜3時間おきにトイレに行かねばならない状態が続きました。「僕の体の中に、こんなにはいってたんだぁ。すげぇ」とか感心している場合ではありません。おかげでロクに眠れませんでした。
ある種の呪いでありましょう。

かなり久しぶりに 道具90 を追加しました。

もう寝ます。


2008年09月26日(金) 控除

市役所に行って、障害者手帳を受け取ってきました。
更新手続きの診断書をお願いしたのが7月中旬。この診断書代はクリニックによってずいぶん違うようですね。8月末に手帳の有効期限が切れ、9月になってから「新しい手帳ができたので取りに来い」という通知が来ました。

受け取るついでに、市内のバスに100円で乗れるパス券と、市営の温泉施設の無料券30枚をもらいました。

「なにか変わりはありませんか?」と聞かれたので、離婚して一人暮らしになったことを告げ、住所変更の手続きをしました。所得税の障害者控除は、年末調整で毎年お世話になっていますし、NHKの受診料減免は、我が家にはテレビがないので無関係です。

車のヘッドライトのバルブが切れたので、ディーラーで交換が済むのを待っている間、出してもらったコーヒーを飲みながら展示されている新車を眺めていました。立派な家を建てても持ってあることができず、自慢の家族も連れて歩いて見せびらかして回るのは難しい。それを考えると、自動車というのは経済状態をディスプレイするのに手っ取り早い道具です。なので、おじさんたちは高くて見栄えのいい車に乗りたがって当然ですな。
プリウスとセルシオの区別もつかない女も多いというのにね。

一時期100ドルを切った原油価格もまた上昇しています。

所得税の控除で思い出したのですが、離婚によって妻のぶんの控除(配偶者控除とか)と子供の扶養控除を失いました。合計百万円を越えます。そのぶん税額も十数万円アップしてしまいました。地方税も同じ具合で増えます。おまけに、会社から家族手当を支給されなくなるので、離婚による減収はいろいろ合わせると五十万円をゆうに越えます。分かっていたこととは言え、まったくトホホです。

国の税制は、子供を扶養している人を手厚く減税しています。相対的に、子供を扶養していない単身者は重税感ずっしりになります。国というのは国民が存在しないと成り立たないので、次世代の納税者を再生産する=子育てをする行為は、税額控除によって保護してくれるわけです。
少子化が叫ばれて久しく、国も有効な手だてを打てないでいます。子育てしやすい環境を整えることはもちろんですが、結婚しないで子供も作らない人に重税を課すというのも一つのやり方なんですよ。みんなそれは嫌でしょうか?

元妻と交渉して、扶養控除を一人こっちに分けてもらおうかな。
そんな面倒なことをしなくても、真面目に養育費を払っているオトーサンを、国は税額控除で応援してもらいたいものです。まあ、それは離婚を助長してしまうという理屈で(つまり300日条項の削除に反対するのと同じ理屈で)、保守的な考えの人たちの反対に遭うのでしょうね。

はてさて、今日はホームGのミーティングだったのですが、終わって晩飯を食べているところにゲンナリすることがあって、いささか疲れています。今日の雑記も後半はグチばっかりになってしまいました。ぶつぶつ。


2008年09月23日(火) スパボ一括

娘がケータイを壊しました。
修理代金が無料になる保険は、月々の支払いがわりと高くて無駄っぽいので解約してしまい、だから「落として壊すなよ」と念を押しておいたのですが・・・。
まさか、踏んで壊すとは。
部屋が散らかっているからだよ(たぶん)。

使用不能ではないのですが、液晶にヒビが入って、黒いシミが広がってしまい、電話をかけるにもメールを読み書きするにも不便になっていました。

修理にいくらぐらいかかるかショップに尋ねてみると、1万円という回答でした。月々500円をケチって、1万円の損。いやそれよりも、娘の機嫌がなんとなく悪いのが、こちらには居心地が悪い。

1円ケータイが当たり前の頃でしたら、速攻で解約して新規契約すればすむことです。が、総務省が余計な通達など出すものですから、2年縛りが当たり前になってしまいました。中途で解約すれば1万数千円支払わねばなりません。(データ通信用に使っているPHSも、まだ1年以上契約期間が残っています)。

そこで、カウンセリングを受けに東京までいった際に、新宿駅西口のカメラ屋で「スパボ一括」の端末を14,800円で買いました。ソフトバンクの場合にはSIMカードを入れ替えれば電話番号もメールアドレスも移せます。古い端末は僕が預かって、保険をかけ直してからタダで直してもらうことにします。この番号について不要なオプションを解約すれば、月々の支払いはユニバーサルサービス料6円だけですむはずです。そして2年たったら解約の予定。

次女にも来年の誕生日が来たらケータイを買い与える約束です。でも次女は、おねーちゃんやママのケータイを勝手にいじくって、ネットでゲームを遊んだり、いろいろダウンロードして課金されまくった前科があるので、電話とメールしかできないプリペイド端末にする予定です(パソコンがあるんだからそれでやれ!)。

ソフトバンクのプリペイドはEメールができるから便利です。年末ぐらいにはiPhoneもスパボ一括9,800円で売られるとの噂です。


2008年09月22日(月) 説教をいただく

ミーティングが終わった後、教会の出入り口の階段で立ち話をしていました。男たち数人が「永作博美が属していたグループは?」というような、どうでもいいような話をしていたのです。するといつものように、先生(牧師さま)が中からドアの鍵を閉めに出てらっしゃいました。

カトリックの教会では神父さまと呼び、プロテスタントの教会では牧師さまとあまり呼ばず先生と呼ぶように思いますが、実際にところどうなのか門外漢なのでよく分かりません。

最近このミーティングも人数が増えました。また翌日が祝日とあって、普段来ないメンバーも混じっていました。先生は見慣れない顔が多いことに気づかれたのか、いきなりご説教を始められました。5分ほど続いたご説教の間、真面目に聞くものあり、茶々を入れるものあり。でも先生はプロなので意に介されません。まあAAメンバー相手に説教するのは、砂丘を耕すに等しいと思うのですが、先生は熱心でした。
最後に先生は「私は79才ですが、気持ちは50才です」と締めくくられました。外見は50才は無理があるとしても、60前だと言われても信じてしまいそうです。うーむ、神の力は実に偉大です。

それにしても、ミーティングの前後に説教を受けたのは何年ぶりでしょうか。最初に通った会場の教会の神父さまが熱心な方で、ミーティングの始まる前に毎回のようにご説教をいただきました。アルコールの影響がまだまだ消えていなかった僕の頭は、ザルのようにお教えをこぼしてしまったのですが、今の僕の有り様に、何らかの影響は残しているのかも知れません。

関係ないのですが、僕のように「野球だって3割打てば大打者ですから、人生7割失敗だっていいじゃないの」などと言いふらして、自己肯定的、てゆーか自分に甘い姿勢を貫いていると、ある人々から強い反発を受けます。
それは、常に100点を取ること、満点を取ることを自分に義務として強いている人たちです。
何点取ったら自分が満足するかなんて、自分で決めればいいことです。満点取って聖人になりたい人は、どうぞ聖人を目指してください。僕は卑しい人間で結構です。どうやって生きるか人に説きたいなら、牧師先生ほどとは言わないまでも、説かれる生き方にご自身が納得されてないと言葉が虚しく聞こえます。
牧師先生は「愛されて私は幸せです」と言いながら、実に幸せそうなご表情でした。そのご表情もご職業のうちでしょうね。もし、辛そうに説教されたら、こちらも辛くなってしまいます。


2008年09月21日(日) スピーカー

AAのセミナーなどで、聴衆に向かって話をさせていただいた経験はあまりありません。地区のセミナーで一回、他地区で一回。他のグループに頼まれて一回。ビッグブックの関係で5分か10分の短いのが何回かあったかな。そんなものです。
話すのは得意ではありません。頻繁にスピーチを頼まれて上手な話をする人をうらやましいとは思いますが、それは僕の役割ではないだろうと思っています。
でも、頼まれて断るのも変なので、今回はスピーカーを引き受けました。

左手に原稿を持って、というスタイルは相変わらずです。
どんな話をすればいいのか分からなかったので、ステップの話を7つぐらい持っていきました。現場でステップ10〜12と言われたのですが、もったいないので結局7つ全部話してしまいました。

それぞれのステップの話をしながら伝えたかったことは「そのままの自分でいいんじゃないの?」ということです。性格的欠点を取り除くうんぬん言ったところで、人間そうは簡単に変わりはしません。そうである以上、欠点丸出し、問題いろいろ抱えたままで生きていくしかありません。「そんな自分で仕方ないよね」としか言いようがありません。周りにとって見れば、はた迷惑でうんざりな人なのかも知れませんけど、申し訳なさそうに小さくなっていたところで何にもなりません。
ともかく自分はそういう肯定感がもらえたので、ステップにはそういう効果があるんだよという話と、その上で、やっぱりそのままでは生きづらいから、ちょっとずつ直して行くのじゃないかな、と言いたかったのですが、ま、そんな良いスピーチができる人じゃありません。

ところどころ笑いも起きていたし、皆がわらわらと席を立ってタバコを吸いに行くこともなかったようなので、悪くなかったという自己評価にしておきましょう。人の評価ばかり気にしていると賞賛乞食になっちゃいますから。

休憩時間、廊下で。
ひ「いやあ、緊張して手に汗握っちゃいましたよ」
某「そうは見えませんでしたよ。たった50人相手に俺に話をさせんのかよ、と思ってませんでした?」
ひ「そんなまさか。にしても、前のほうに女の人が多くてうれしかったですよ」
某「ひいらぎさん、ほんと女の人好きですよね」
あまり舞台裏を見せるものではありませんね。

僕の後のスピーカーの話が印象的でした。忘れないうちにメモ代わりに書いておきましょう。
ステップ10は、問題を自分の手の中に持っている状態。
ステップ11は、問題を神の手に預ける状態。「どうかこの問題を持っていてください」と神さまにお願いする。
さすが、ステップ10〜12と言われて、ちゃんとそのステップの話ができる人は違いますね。

一泊二日、疲れましたが、いろいろ良い経験をさせていただきました。


2008年09月19日(金) 読み方

雑記は「正しい道を指し示す」という意図で書いてはいません。
ただ、たまには誰かが雑記にに触発されて、なにか考えたり、行動してみたりするきっかけになればいいかな、という思いはあります。
触媒は化学反応では主役ではないですね。でも触媒のあるなしで違いがある。雑記も、そんな違いを作り出していけたらいいな、と目指しているのですが、理想は理想、現実は現実であります。

雑記をネタにして、掲示板で意見交換?があると、掲示板のスレッドが雑記のネタになったりします。なので、雑記と掲示板は有機的に結合しているとも言えます。だったら、ブログとコメント欄でもいいのかもしれませんが、ブログが流行る前からの仕組みが残ってしまっているだけです。

「家路」の読み方を強制することはできませんが、雑記と掲示板の両方に目を通していただけると、話題の流れが追いやすい(こともある)かもしれません。雑記から掲示板に、掲示板から雑記に、それぞれアンカーが張れるようにすれば便利かも知れません。いつか実現したいものです。

埼玉の嵐山に行ってきます。
帰りは日曜の夕方になります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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