心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年05月17日(土) いろいろ

「お前は一見優しそうで、言うことを聞きそうな顔をしているが、実は気むずかしく一緒に暮らすのは大変だ。そりゃちっとは女が近寄ってくるかも知れないが、一緒に暮らしてくれる女がそうそういるとは思うなよ」

「お前はすぐウソをつく。昔はそうじゃなかったと思ったが、最近は裏表がありすぎる」

どちらも母の言葉です。言いたい放題です。まあ肉親ですからね。
娘が母親を「大人の女性」のモデルとして成長するように、息子だって母親を「女ってこういうものだ」というモデルとして成長するのです。母は果てしなく気の強い女ですから、僕は女ってそういうもんだと思ってしまうのですね。

ちなみに、女兄弟がいる男性は、その姉なり妹なりを女性のモデルとしてしまうようです。僕の知り合いに姉も妹もいる男性がいるのですが、「姉と妹のおかげでもうすっかり女性に幻滅してしまって恋愛する気にもなれない」と嘆いています。でもそれは、姉や妹がいること自体が問題なのではないですね、きっとたぶん。
もし姉妹が、数々の男から引く手あまたで若いうちにさっさと片づいてしまうような人たちだったら、彼も女性性に対する憧れを保ち続けたでしょう。いや、姉が弟を見て、妹が兄を見て、それぞれ男に幻滅しているのかも知れません。そうやって三人きょうだいが、結婚できないのを家族のせいにしているようじゃだめなんじゃないかと。
ちなみに、この一家はすごく仲が良いそうです。きょうだい3人と父親母親も含めて5人で居酒屋へ行ったりするそうです。いや、そんなことをしているから、もうすぐ40になろうってのに、3人とも独身なんじゃないかと思ったりもして。

話は変わって、

「あなたが不幸になることで、誰かを幸せにすることはできません」

やっぱりカウンセリングでもこの言葉を聞くことになりました。

光ファイバーからメタル線に変える工事が月曜日に入り、我が家のネットワーク構成もずいぶん変わります。来週は更新がなくても心配しないでください。


2008年05月15日(木) 生存証明

とりあえず生きています。
忙しいので雑記を書いているヒマもありません。
毎晩最低一箱梱包するというノルマは、今夜はこなせそうにありません。
明日は予約どおり、東京某所でカウンセリングを受けてくる予定です。睡眠時間が短くても、なんとか高速バスに間に合えば車中で寝ていけるでしょう。初回は時間がかかったりすることも予想されるので、帰りのバスには時間の余裕をみました。なので、ホームグループのミーティングはお休みします。
こんな時は、ほんとうに一人でグループを始めなくて良かったと思います。「私」ではなく「私たち」の力とでも言いましょうか。

さて、AAメンバーはよく「本を読んでも回復はしないよ」と言います。それは真実で、本を読むだけで回復した人を僕は知りません。同じように「ミーティングに出ているだけじゃ回復しない」というのも真実です。漫然とミーティングに出て、なんとなく人の話を聞いているだけでは、そのうち飲む準備が始まるでしょう。
本を読んで、それに書かれていることを実行してみる。ミーティングで聞いた「誰かの経験」を自分でも試してみる。そういうことが必要です。

それから僕はAAが万能だとは思っていません。必要であれば助けをAAの外に求めるのは当然です。ただ僕自身について言えば、カウンセリングを受けることが必要だという正直な態度を得るのに、12年もかかってしまったのです。


2008年05月13日(火) 体調

ゴールデンウィーク前に、口がからから渇いているのに無理にしゃべろうとして、舌を噛んでしまいました。それが口内炎になってなかなか治らず、しゃべるたびに痛くてたまらなかったのですが、連休中はそれでもひたすら話をするしかありませんでした。
それから、話し合いの途中で歯を食いしばりすぎて、下の前歯の一本が移動してしまい、歯茎がじくじくと痛みを発生させていました。
一体この痛みがいつまで続くのか・・・と思っていたのですが、ここ数日口内炎も歯茎の痛みもずいぶん改善を見せています。

ただ、体重は減り続けています。別に妻が食事を作ってくれなくなったわけじゃありませんけど。
過敏性大腸炎による便秘と下痢の繰り返し。そこへ過労性の下痢が加わって、職場で一日に何度トイレに行くかもう数えてもいません。体脂肪率は10%を切りました。

どんなにみっともなくても、飲まずに生きていくしかありません。


2008年05月12日(月) Jさんの物語(その後)

先月連載(?)をしたJさんの物語。ご本人からメールをいただいていたので、それに触れるつもりだったのに、遅くなってしまいました。

その中で、彼女自身が「アルコホーリク候補生」の可能性は捨てきれないこと。「ゆさぶり」を始めるのは、ほぼ99%彼の側からであること。彼女がBPD(ボーダー)であることについて専門家は懐疑的であるか、もしくは診断に重きを置かない態度であること。などか書かれていました。

そして一番印象に残ったのは、彼女は自分たちは共依存の人たちとは対極で、自己犠牲より自分が大切であって、自分の苦しみに最大の関心があり、相手を支配しようとしている・・という言葉でしたが、これは共依存を否定する材料ではないと思います。

それから、Jさん物語の感想が個人的に寄せられているかどうか。これは掲示板の方でスレッドが立ったこと。それから、恋愛依存という方の問い合わせが1件あったものの、その後の連絡は途絶えている、とお答えしておきます。

直接の反応は薄かったものの、連載中のアクセス数は通常より大きく、「静かな関心」を集めたことは確かだと思っています。

それから僕はいま時間があるときにボーダーの本を読み進めていますが、Jさんがボーダーであるかどうかは現在の行動だけ判断するべきでないと思います。子供の頃の育成歴も重要な要素です。

というかんじで、メールの返信を雑記に書いてしまう無思慮なのですが、時間ができ次第個人的に別にメールいたしますので、どうかお許し下さい。


2008年05月11日(日) 物件

物件を探すにあたって、今のところから極端に離れるつもりはありませんでした。
たとえば隣の市に移り住んでしまえば、かなり違う生活もできるでしょう。ついでに戸籍も移してしまえば、記載上はバツ1も消えます。除籍謄本を取ればわかっちゃいますけどね。
しかし僕もアル中の端くれ、あまり極端に環境を変えると、その変化について行けずに変調を来すことは考えられます。なにせ季節の変化にさえ弱いのがアル中さんたちですから。

というわけで、最初は今の場所から離れずに探していました。
最初に下見した物件は最高でした。ワンルームだけれど、重量鉄骨造。アパートに住むAAメンバーが隣室の人の出す音に悩まされている話を聞くたびに、壁の厚いところがいいと思っていました。3階建ての3階の角部屋。前の道路も広く、駅前へのアクセスも良し、コンビニやスーパーも近し。ただ、問題は、今の場所に近すぎること。子供が中学に上がったら、通学路からすぐに見える場所です。
道路から見上げれば、父親がそこに存在していると思えるのは、ある意味安心を与えるのかも知れませんが、逆に憎んだり辛かったりする時にも目に入ってしまうのは、心理的虐待になりかねません。犬の散歩のコースにされて、毎朝仕事に行っているか、誰か遊びに来ていないか監視されるのも気持ちの良いものではありません。なにより僕が「子供離れ」できていない距離感です。

次の物件は、古いながらも2DK。広ければ壁が薄くても我慢できるか。ターミナル駅からも歩いていける距離と好物件でしたが、下見できた3階の部屋はすでに契約済み、入居可能な部屋は1階で駐車場の真ん前。どうにも静かな環境ではなさそうで諦めました。

さらにその次は、4階建てのワンルームマンションの4階。川沿いで眺望がすばらしく良いのですが・・、大家さんが今の隣の町会の人でした。

結局高速のインターに近い場所にしました。重量鉄骨のワンルーム。ゴミは階下のゴミポートに出しておくと業者が回収。町内会に入らないのに、町内のゴミ置き場に出すのは気が引けますから。気に入らない点もありますが、街中から離れた分だけ家賃が1万円ちょっと安くなりました。初期費用も安くなったので、浮いた金で洗濯機を買うことにしました。

契約書に判子をつき、不動産屋に振り込みをし、ガスや電気など今の家のを名義変更したりなんだり、だんだん後戻りできなくなっていくなぁ、と切ない気持ちに襲われてみたりしています。


2008年05月01日(木) 忘れ物

最近忘れ物がしばしば。

先日AAのイベントに行った際には、宿泊したホテルの部屋に上着を忘れてきてしまいました。月曜になって気がついて、電話をかけて着払いで送ってもらうことにしました。住所は会社からFAXしたのでした。

昨年の12月からedyカードを使ってコンビニの支払いをしています。コンビニでジュースを買ったときに、edyカードを置いてきてしまいました。幸い、仕事の日は毎朝立ち寄るコンビニだったので、いつもの女性の店員さんがこちらの顔を覚えていてくれて、翌日忘れ物ですよと教えてくれました。

でも、edyカードは現金同様の扱いなので警察に届ける決まりなのだそうです。おまけにセンターに電話して支払いも停止してあるので、受け取ったらセンターに電話して本人確認してくれと言われました。

警察でカードを受け取るのに10分ほど要しました。警察の人から「お礼はきちんとしてください。お金は渡さなくてもいいですが、お礼はきちんと言ってくださいね」と念を押されました。

そのまま帰宅するつもりだったのですが、考えてみれば翌日から連休ですから、「次にコンビニに立ち寄る機会」を待っていたらずいぶん先になってしまいます。コンビニの方には、警察まで届けたり、センターに電話したりと、いろいろ手間をかけさせてしまいました。そこで回り道だけど、コンビニに立ち寄って、お礼を言っていくことにしたのでありました。


2008年04月29日(火) つまらない話

英語版のビッグブックは、初版が1939年、第2版が1955年、第3版が1976年、最新版の4版が2001年の出版です。

P神父が英語版ビッグブックを日本語に訳している頃は、まだ英語版第3版は出ておらず、神父は第2版を底本にしたはずです。実際に、日本語旧版のビッグブックには、初版の序と、第二版の序しか載っていませんし、中身の文章も2版のものであることがわかります。

ビッグブックの新訳は2000年に完成して出版されたのですが、この時点ではまだ英語版第4版は出ていません。当然第3版の翻訳です。

そして、日本語の文章はほぼそのまま、個人の物語を更新したハードカバー版が出るのが2002年ですが、すでに前年に英語版第4版が出ていたので、その内容が反映されています。

ということで、旧訳のハードカバーとビニールのソフトカバー版は「第2版の翻訳」。青い表紙の2000年版(ポケットサイズ版と文庫版)は「第3版の翻訳」、最新の雲と空の写真の表紙のもの(ハードカバー・ポケットサイズ・文庫など)は「第4版の翻訳」と言うことが出来ると思います。

普段の睡眠時間は4〜5時間です。それしか眠れないのです。さすがにそれでは頭の疲労が取れないので、静かな部屋に布団を移して7時間ほどやっと寝ました。休みの日なので、子供二人とマクドナルド、ホームセンターで段ボール箱などを購入、ガソリンの値段が上がるみたいなので給油。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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